ドル全面高(2016年12月15日)

NY市場ではドルが全面高となりました。

ドル全面高(2016年12月15日)

ドル円:12月15日のファンダメンタル分析

FOMCを控えてNY市場後場までは小動きの一日となりました。ドル円は114円台後半は買い、115円台前半は売りと狭いレンジでのもみあい、ユーロドルも1.06台半ばで膠着状態となっていました。今回のFOMCは、利上げ織り込み度100%とまで言われていましたが、予想通り0.25%利上げと全会一致で1年ぶりの利上げ。また来年の利上げ見通しは9月時点の2回から3回へと引き締め姿勢が強まっていましたが、これも全く想定内の発表であったかと思います。しかし、直後から長期金利の上昇も手伝ってドルが急騰、ドル円は117.39レベル、ユーロドルも1.0497レベルのドル高値をつけ、若干の調整を経てのNYクローズとなりました。

ドル円:12月15日のテクニカル分析

どちらかというと、今回のFOMCでは発表後は事実でドル売りという動きを考えていた参加者のほうが多かったのではないかと思いますが、実際はドルが続伸する結果となり直近高値を上抜けると一気に117円台まで買われる動きとなりました。これまでもイベントがあるたびに値動きが大きくイベント前には想定していない水準を付けることが多かったのですが、今回もまたイベントによる大きな振れを見ることとなり、FOMC後だけで2円近いドル買いとなっています。長期的なドル高の流れ自体には変化は無いものの、短期的には115円台半ばから116円台前半はいったん上値を抑えられやすい水準と考えていたため、正直なところここまでのドルの強さにも、この水準になっても買わなくてはいけない人がまだまだいることにも驚きです。既に115円が底堅い水準となってきた上に、そこからの急騰となっていますので、本日も押しは限定的と考えざるを得ず、116.50レベルをサポートに、117.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておこうと思います。

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