ドル円 テクニカル週報(2024年5月第4週)

直近の日足は値幅の小さい寄せ線で終え、寄り付き水準に戻しています。

ドル円 テクニカル週報(2024年5月第4週)

ドル強気。154円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。

直近の日足は値幅の小さい寄せ線で終え、寄り付き水準に戻していますが、下値を切り下げる流れに変化なく、157〜158円台にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きが継続すると見られます。現状は157.10-20の日足の抵抗を上抜け切れていませんが、上抜けて終えれば157.70-80,158.20-30にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。短・中期トレンドともに“ドル強気”の流れに変わりありませんが、4/29に付けた160円台は歴史的なドル高値でもあり、続伸した場合でもこのレベルを一気に上抜けるにも無理がありそうです。また、可能性がやや低い状態ですが、155円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して154〜155円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。

ドル強気。154円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。

154円も割り込んで終えた場合は3月に付けた146.48と5月に付けた151.87を結ぶ短期的なサポートラインを下抜けて下値リスクが点灯、152.50以下で終えた場合は昨年12月に付けた140.25を基点とするやや中期的なサポートラインを下抜けて、“ドル弱気”に変化して新たな下落リスクが生じます。日足の上値抵抗は157.10-20,157.70-80,158.20-30,158.50-60,159.30-40に、下値抵抗は156.70-80,156.30-40,155.50-60,155.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は155.75,149.82,149.31に位置しており、短・中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりありません。

一方直近の週足は陽線引けとなり下値を切り上げる流れを維持していますが、4手前の大陰線の実体が158円台前半にあり、これが週足の上値抵抗として働く可能性があります。一方で下値も、3月に付けた146.48を基点とする短期的なサポートラインが今週は154.80-90に位置しており、これを下抜けて越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。また、これを下抜けた場合でも昨年12月に付けた140.25を基点とするやや中期的なサポートラインが152.50-60に位置しており、中期トレンドを支えています。152円を割り込んで越週しない限り、トレンドは大きく変化せず、調整下げの範囲内となります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は158.20-30,159.30-40,160.20-30に、下値抵抗は155.80-90,154.80-90,152.50-60にあります。31週、62週移動平均線は149.65と145.62に位置しており、中期トレンドをサポート中です。

ドル強気。154円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。 2枚目の画像

 上値は、157.10-20,157.50-60,157.70-80,158.20-30,158.50-60に強い抵抗がありますが、どこまでクリアできるかトライする動きが継続すると見られます。下値は、156.80-90に軽い抵抗が、156.70-80,156.40-50,155.80-90にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、全て下抜けて終えた場合は、日足の形状が悪化して下値余地が若干拡がり易くなります。155.50-60,155.00-10の抵抗を全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに、154円割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯、152円台を維持出来ずに終えた場合は“ドル弱気”に変化して、150円割れトライの動きが強まり易くなります。

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