3. ドル円、イスラエルのイランに対する報復ミサイル攻撃報道に、一時153円台後半に急落　(4/19午前)

ドル円、イスラエルのイランに対する報復ミサイル攻撃報道に、一時153円台後半に急落　(4/19午前)

19日午前の東京市場でドル円はもみ合い後に急落。

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ドル円、イスラエルのイランに対する報復ミサイル攻撃報道に、一時153円台後半に急落　(4/19午前)

イスラエルのイランに対する報復ミサイル攻撃報道に、一時153円台後半に急落

19日午前の東京市場でドル円はもみ合い後に急落。朝方154.64レベルで取引の始まったドル円は、序盤154.60台中心の小幅な値動きとなりました。しかし、中東情勢緊迫化に原油先物が急騰、更に、10時半過ぎにイスラエルのミサイルがイランの施設を攻撃したとの米ABCの報道が流れると、リスク回避の動きが強まり、米国債が買われ、米長期金利が急落。ドル円も153.59まで急落し、東京時間正午現在は153.81で取引されています。

日経平均株価は急落、昨晩TSMCの決算発表で、市場の拡大が鈍化するとの見通しが示されたこと等を嫌気して半導体関連銘柄主導で序盤から下げ、他の業種も連鎖的に売りが広がりました。更に、上記のイスラエルの報復攻撃報道が売りに拍車をかける形となり、下げ幅は一時1,300円を超えました。その後はやや買い戻しが入ったものの、戻りは鈍く、1,260円の大幅安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、FRB関係者のタカ派発言や米経済指標の好調に、ドル円は米長期金利の上昇に伴い154.68まで上昇、そのまま高値圏で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、引き続き強いドル買い地合いながら、154.79の高値をつけて以降は徐々に上値を切り下げる動きとなっています。今のところ153円台での買い意欲は強く底堅い動きを示していますが、中東情勢が一段と悪化する等で円買いが強まる場合には、153.18に上昇してきている転換線が、3月以降の上昇トレンドラインと近い水準にあり、サポートするか注目されます。

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