ドル円 テクニカル週報(2024年3月第4週)

直近の日足は10日振りに小陰線で終え、上昇一服となりました。

ドル円 テクニカル週報(2024年3月第4週)

短期トレンドは“ドル強気”。149.30以下で終えた場合は調整下げの動きへ。

ドル円日足

ドル円日足

直近の日足は10日振りに小陰線で終え、上昇一服となりました。151.60-70の日足の上値抵抗を実体ベースで上抜けられずに終えていますが、下げエネルギーの強いものではなく、トレンドも強い状態にあるので、週初の下値トライに失敗すれば上値トライの流れに戻すと見られます。
但し、149.30以下で終えた場合は短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合は147円〜148円台の足元の強さを確認する動きへ。
可能性がまだ低い状態ですが、146.40以下で終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して143〜144円方向への新たな下落リスクが生じます。

逆に151.60-70の抵抗を上抜けて終えた場合は強気の流れを維持して152〜154円ゾーンの上値抵抗をトライする動きへ。
日足の上値抵抗は151.60-70,152.20-30,153.10-20,154.00-10に、下値抵抗は、151.00-10,150.40-50,150.00-10,149.30-40にあります。
21日、120日、200日移動平均線は、149.60,148.00,146.65に位置しており、短・中期トレンドをサポート中ですが、149.30以下で終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。

ドル円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)

ドル円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)

一方週足を見ると、2週連続陽線引けとなり短期トレンドは強い状態を維持しています。151.50-60の週足の抵抗を上抜けきれずに越週しましたが、週足の形状が安定しており、今週も上値トライの動きが継続すると見られます。
但し、日足が149.30以下で終えるか、週足が149円を割り込んで越週した場合は、短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなり、146〜147円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。この場合でも143円を割り込んで越週しない限り、調整下げの範囲内となります。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は151.50-60,152.10-20,154.00-10に、下値抵抗は150.30-40,149.80-90,148.90-00にあります。
31週、62週移動平均線は147.86と142.47に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れ変わりありません。

上値は、151.60-70にやや強い抵抗が出来ていますが、これをクリアすれば151.80-90,152.10-20,152.50-60,153.10-20,153.60-70,154.00-10にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、151.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、これを下抜けた場合は150.70-80,150.40-50,150.00-10の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。これらを全て切り崩して149.30-40の抵抗も下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化して、調整下げ局面入りへ。この場合は148.90-00,148.50-60,148.00±10銭、147.60-70,147.00±10銭の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。
さらに146.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して143〜144円方向への一段のドル下落に繋がり易くなります。

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