ドル円150円台での膠着続く
28日午前の東京市場でドル円は150円台半ばでの小動き。朝方、150.50レベルで取引の始まったドル円は、10時前の仲値公表にかけ実需とみられるドル売りに、150.38まで小反落しました。しかし、その後は方向感を失い、東京時間正午現在は150.46で取引されています。午前中の取引レンジは150.38-54のわずか16銭。注目が集まる明日の米1月PCEコアデフレーター発表を前に、ドル円相場はますます膠着感が強まっている印象です。
日経平均株価は、序盤、前日終値を挟んでもみ合いましたが、次第に利益確定売りが優勢となり、47円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、発表された米1月耐久財受注の予想以上のマイナスに、ドル円は一時150.08まで下落しました。しかし、150円割れは回避され、その後発表された米指標がまちまちの結果となる中で、FRBのボウマン理事の利下げを時期尚早とする発言等が材料視され、150円台半ばを回復して東京時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、レンジ相場が続く中、本日一目均衡表の転換線が150.26まで、1月からの上昇チャネル下限が150.28までそれぞれ上昇してきており、終値ベースでの位置関係が注目されます。上昇チャネル下限は明日には150.50に達することから、このままドル円の横ばい推移が続いた場合でも、明日には下限を切る可能性があり、ドル買い地合いに変化が生じかねない重要局面を迎えつつあります。
また、FRBが最も重視する指標の一つ米PCEコアデフレーターの1月分の発表を明日に控えており、明日にかけてドル円は、神経質な相場展開となりそうです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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