ドル円148円台後半、高値圏で上値の重い展開 (2/6午前)

6日午前の東京市場でドル円は高値圏でじり安推移。

ドル円148円台後半、高値圏で上値の重い展開 (2/6午前)

ドル円148円台後半、高値圏で上値の重い展開

6日午前の東京市場でドル円は高値圏でじり安推移。朝方148.65レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米長期金利の動きに沿う形で午前中はじり安推移となり、一時148.47の安値をつけた後東京時間正午現在は148.57での取引です。

日経平均株価は、昨晩米長期金利の上昇で、米主要株価指数が下落した流れを受け売りが先行。その後も売り圧力が強く下げ幅を拡大。ほとんどの業種で下げて240円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、東京時間午前に放送された米CBSの番組でFRBのパウエル議長が利下げを急がない姿勢を示したことで、ややドル買い地合いに傾いていた中、発表された1月の米ISMサービス業景況指数が予想を上回る53.4に改善。同時に発表された同仕入れ価格指数は事前予想56.7を大きく上回る64.0となり、コスト上昇圧力がかかっていることが示されました。これを受けて米10年債利回りは深夜に4.17%台に急上昇。ドル円は148.89の高値をつけ148.68近辺で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、先週末雇用統計後の急上昇で、21日移動平均線、90日移動平均線を上抜けて、昨晩は直近1/19高値148.80を塗り替える148.89まで上昇、ドル買い地合いが強まっています。一方で先週末の雇用統計以来、強めの指標が目立ち、FRB関係者からも利上げに慎重な発言が目立つ等ドル買い材料がそろっているにもかかわらず、ドル円は149円台に乗せられず、上値の重さが目立つ状況です。今週中にも21日移動平均線が90日線を上抜けそうな勢いでもあり、今後更なるドル買い圧力が加わることは否定できませんが、この局面を149円台に乗せられないまま終了した場合、148円台の重さはしこりとなりそうです。

ドル円148円台後半、高値圏で上値の重い展開

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