ドル円148円近辺、急反落後に値を戻す動き (12/1午前)

1日午前の東京市場でドル円は急反落後に値を戻す動き。

ドル円148円近辺、急反落後に値を戻す動き (12/1午前)

ドル円148円近辺、急反落後に値を戻す動き

1日午前の東京市場でドル円は急反落後に値を戻す動き。朝方148.24レベルで取引の始まったドル円は、始値を高値にほぼ一方向で下落。一目均衡表の「雲」のある147.60付近まで下げて下げ止まり、東京時間正午現在は148円ちょうど付近で取引されています。

日経平均株価は、昨晩米市場でNYダウが大幅高となった一方、ナスダック総合指数が下落した流れを受け売買が交錯。情報技術系銘柄が売られた半面多くの業種で上げ、前日終値付近で一進一退を繰り返し、25円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では注目された10月のPCEデフレーター、コアデフレーターがいずれも低下、景気の減速を裏付ける結果となりましたが、金利低下を先読みし過ぎているとの見方が広がったこと、その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数が予想外の上昇を見せた事等で米10年債利回りが日中の4.24%台から0.1%超上昇。ドル円は一時148.51まで急反発した後もみ合いに入り、148.20付近で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、 昨晩の反発で一目均衡表の「雲」の中に再突入、一旦90日移動平均線も上抜けましたが、午前中の反落では一時90日線は割込み、「雲」下限付近で下げ止まっている状況です。

市場は明日未明のパウエルFRB議長の講演待ち。慎重な同議長から手放しでインフレ鎮静化を喜ぶ発言は期待できそうもありませんが、最近のデータから米景気の減速が鮮明になってきていることは疑いようがなく、「データ次第」を繰り返してきた同議長の発言のトーンの変化の有無に注目です。

ドル円148円近辺、急反落後に値を戻す動き

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