ドル円151.70台、介入を警戒しつつ再び高値圏で上値試し (11/14午前)

14日午前の東京市場でドル円はじり高推移。

ドル円151.70台、介入を警戒しつつ再び高値圏で上値試し (11/14午前)

ドル円151.70台、介入を警戒しつつ再び高値圏で上値試し

14日午前の東京市場でドル円はじり高推移。朝方151.65レベルで取引の始まったドル円は、午前中じりじりと下値を切り上げて、再び上値を探る展開となりました。ドル円は一時151.78まで上げ、東京時間正午現在は151.71レベルで取引されています。

日経平均株価は、NYダウが上昇して引けたことを好感して買いが先行、上げ幅は一時200円を超えました。その後は、円安進行を背景に自動車等輸出関連株が市場を牽引した半面、不動産、医薬品等が冴えず、一進一退となり、結局172円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、米国時間にかけ米長期金利が上昇したことから、ドル円も歩調を合わせて値を上げて、一時151.91の約1年1か月ぶり高値を記録、年初来高値を更新しました。しかし、米長期金利が反落すると、日本時間深夜0時頃に151.21まで急落。その後は151.75まで短時間に戻す荒い展開となりました。タイミング的には市場介入ではなく、システム売買の連鎖か昨日期日の152円を行使価格としたオプションに絡んでのポジション巻き戻しとの見方が出ていました。結局米市場は151.70近辺で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、引き続き強いドル買い地合いで、年初来高値は更新したものの、昨年高値151.95を前に反落。介入警戒感が強まっています。市場参加者が注目する今晩の10月米CPI発表で急激に上昇した場合等には介入のリスクも高まることから、今晩にも神経質でボラタイルな相場展開が続きそうです。

ドル円151.70台、介入を警戒しつつ再び高値圏で上値試し

ドル円日足

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