3. ドル円149円台前半、上昇に一服感出るも半期明けの動きは要警戒　(9/29午前)

ドル円149円台前半、上昇に一服感出るも半期明けの動きは要警戒　(9/29午前)

29日午前の東京市場でドル円は高値圏のでもみ合い。

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ドル円149円台前半、上昇に一服感出るも半期明けの動きは要警戒　(9/29午前)

29日午前の東京市場でドル円は高値圏のでもみ合い。

29日午前の東京市場でドル円は高値圏のでもみ合い。朝方、149.30レベルで取引の始まったドル円は、仲値公表にかけ149.45レベルまで上げたものの失速して反落。午前中は149.20-45レンジでのもみあいに終始し、東京時間正午現在は149.40レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩海外市場で欧米主要株価指数が揃って反発した流れを受け買いが先行しました。しかし、四半期末の資産入れ換えや、10月からの日経平均算出銘柄入れ替えに伴う、退出銘柄への売り等も出て早々に失速。下げ幅は一時100円を超えました。その後はやや戻し、36円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、連日の鈴木財務相の円安けん制発言が警戒された他、2QGDP確報の下方修正等米指標の不冴えから、米国時間午後にかけ米長期金利が低下したことから、ドル円は高値更新には向かわず、149.15-50レンジでのもみ合いに終始。149.30レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、引き続き転換線、21日移動平均線等にサポートされドル買い地合いが継続していますが、昨日は高値の切り上げには失敗し、150円を目前に上げ一服感も出ています。
一方で本邦半期末、半期明けに伴う実需が動きやすいタイミングであり、特に週明けからは、新規海外投資に伴うドル買いの流れが出ることも予想され、ドル円の節目の150円乗せの可能性も高まりそうです。他方、150円乗せは介入も警戒レベルが高まることから、ボラタイルな動きに警戒が必要です。　

29日午前の東京市場でドル円は高値圏のでもみ合い。

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