新興国通貨安、株安要警戒(2016年11月14日)

今回の米大統領選挙、

新興国通貨安、株安要警戒(2016年11月14日)

ドル円:11月14日のファンダメンタル分析

週末の東京市場では、大統領選後の短期筋の利食いと輸出を中心とした実需筋のドル売りに押されたものの、欧州市場序盤に106円目前まで押した程度で再びドル買いの動きに戻りました。NY市場が休場ということもあり動きは鈍かったもののユーロドルが直近安値を割り込み1.0831レベルまで下落、それにつられドル円も上昇しましたがドル円は前日高値を超えることは無く、高値圏で動きにくそうな週末クローズとなりました。

大統領選後のリスクオンについては、一言で言えば減税を含めた新たな政策に期待しての株高と円安となりますが、政策を実現するための財源が必要になることから米国債が売られ(長期金利は上昇)、それも為替市場ではドル高要因とされています。また、TPPに反対し保護主義を前面に出すなど成長を鈍化させる可能性もあり、今のところ負の面(財政問題と保護主義)については市場は目をつぶっているとしか思えません。当面はリスクオンの動きが続くものと見られますが、トランプ新大統領がより現実的な路線での妥協も見せないと、どこかで梯子を外されるリスクも考えておかなくてはならないということになるでしょう。

ドル円:11月14日のテクニカル分析

ドル円は、107円台目前で高止まりの状況が続いていますが、金曜の動きを見ていると既に106円台前半では買いが控えています。テクニカルには7月高値107.49を視野に入れつつ、押し目は買いという回転になってきたと考えられます。本日は、106.50レベルをサポートに、107.20レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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