ドル円、一時137円台前半に続落 (7/14午前)

14日午前の東京市場でドル円は上値の重い動き。

ドル円、一時137円台前半に続落 (7/14午前)

ドル円、一時137円台前半に続落

14日午前の東京市場でドル円は上値の重い動き。朝方138.05レベルで取引の始まったドル円は、序盤もみあった後、更なる下落に転じ、10時台には安値137.25をつけています。その後はやや買い戻され、東京時間正午現在は137.63レベルで取引されています。米国の金融引き締め早期終了観測の台頭と

日経平均株価は、昨晩欧米市場で主要株価指数が続伸したことを受け、買いが先行しました。しかし、東京時間も円高が進行したことから、輸出関連銘柄等が売られ早々にマイナス圏に転じ、その後は前日終値を挟んでの一進一退となりました。午前中は業種により、株価は明暗を分けた形となりましたが、情報技術関連銘柄の買いが他業種の売りを吸収する形となり、結局74円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、前日の消費者物価指数に続き発表された米6月生産者物価指数も事前予想を下回り、インフレ鈍化が再確認される形となりました。これを受けて米長期金利が再低下。ドル円は米国時間午後にかけ137.93まで急落し、138.05レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩からの続落で一目均衡表の「雲」の中での推移。90日移動平均線と200日移動平均線がほぼ同値で推移する137.09レベルが次のサポートです。両線は早ければ本日にもゴールデンクロスする見込みですが、両線が上昇しながらのクロスとはならないため、インパクトは限られそうです。 

市場では米国のインフレ鈍化が鮮明化しつつあることから、米金融引き締めの終了が意識されるとともに、日本のイールドカーブコントロールの修正等、緩和策見直しへの思惑も強まっています。特に米国の6月消費者物価指数(CPI)が前年比3.1%と、日本の5月CPI(3.2%)や東京都区部の6月CPI(3.4%)を下回ってきた点が効いているようです。7/21公表予定の本邦6月CPIの事前予想は3.3%への上昇。もしこの数値のままであれば、日米のインフレ率逆転がより鮮明となり、7/28の日銀政策決定会合でのアクションへの期待が一段と高まることとなりそうです。

ドル円、一時137円台前半に続落

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