オーストラリアドル週報(2023年7月第2週)

豪ドルは対米ドルで上昇、対円では上値のやや重い展開となっています。

オーストラリアドル週報(2023年7月第2週)

豪ドル/円、短期は調整下げの動き。中期は“やや強気”。

今週はオーストラリア独自の材料はありませんでしたが、日銀の金融政策修正観測がくすぶる中、週央に発表された米CPIが予想を下回り12ヵ月連続の低下となったことから、米金利が低下し、日米インフレ格差の縮小を意識したドル売り、円買いの動きが強まりました。また欧米金利差縮小観測もあってドルは全面安の展開となっています。豪ドルは対米ドルで上昇、対円では上値のやや重い展開となっています。

チャートを見ると、日足は3月に付けた86.06を基点として下値を切り上げる流れを維持していますが、6/19に付けた97.67を直近高値として上値を切り下げており、調整下げ局面に入っています。足元では7/12に付けた93.28を直近安値として反転、上値トライの動きに転じていますが、95〜96円台の上値抵抗を上抜けておらず、調整下げが終了したと認められない状態です。95.50超えで終えれば調整下げが一巡した可能性が生じますが、96.60-70の抵抗を上抜けて終えるまでは“豪ドル強気”に変化しません。日足の上値抵抗は95.40-50,96.20-30,96.60-70に、下値抵抗は93.90-00,93.10-20,92.00±10銭にあります。21日移動平均線は95.87に位置しておりこの下に入り込んで短期トレンドは下値リスクが高い状態ですが、120日、200日線は91.61,91.84に位置しており、中期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は小陰線で終え続伸に繋げられずに終えています。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、2020年3月に付けた59.91を基点とする中・長期的なサポートラインを若干下抜けた位置で越週しており、下値リスクがやや高い状態にあります。この反動で今週は下値トライの動きが強まっています。一方で、3月に付けた86.06を基点とするサポートラインを上抜けた位置で推移しており、この週足の下値抵抗が92.00-10にあることから、92円台を割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。週足ベースで見た上値抵抗は95.40-50,96.00-10,97.50-60に、下値抵抗は94.00-10,92.80-90,92.00-10にあります。31週、62週移動平均線は91.34と92.45に位置あり、中期トレンドをサポート中です。

豪ドル/円、短期は調整下げの動き。中期は“やや強気”。

7/13現在、31週移動平均線は91.34に、62週線は92.45にあり、中期トレンドをサポート中。

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