金利差拡大からのドル買いは終盤(2016年10月31日)

日米金利差拡大を背景としたドル買い・円売りはそろそろ終盤でしょう。

金利差拡大からのドル買いは終盤(2016年10月31日)

ドル円:10月31 日のファンダメンタル分析

NY市場が始まるまでドル円は105円台前半の高値圏で膠着、ユーロドルはポジション調整からじり高の展開となっていました。NY朝方に発表された7〜9月期GDP速報値は予想よりも強かったもののドル買いは限定的でドル円も105円台半ばを超えていく動きにはつながりませんでした。NY後場に入りFBIがクリントン候補のメール問題を再調査するとのヘッドラインが流れると、それまでのポジション調整からドル円は104円台半ばへと1円の急落、ユーロドルは1.10の大台目前まで一段高の動きとなり、大統領選投票日を前に不安材料がのしかかっての週末クローズとなりました。

ドル円:10月31 日のテクニカル分析

下方リスクが再発生

ドル円は、105円台から水準を下げてきたことで、いったん目先の高値をつけた感はありますが、クリントン候補のメール問題が更なる広がりにでもならない限り、下値もまた限定的と考えられます。しかし、いったん7月に違法性が無いとして訴追しないことを決めたにもかかわらず、この時期になってまた何故と不審に思う米国民もいるでしょうから、株式市場も含め当面はリスクオフに敏感な地合いが続くでしょう。本日も105円台手前では戻り売りが出やすく、104.90レベルをレジスタンスに、104.30レベルをサポートとする流れを見ておきます。

今日のレンジは、104.00~105.00


今日のレンジは、104.00~105.00と見ます。

オーダー/ポジション状況

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