ドル円:10月24日からの先週
週末28日には3カ月ぶりの高値となる105円台の105.52まで上伸。
24日は、先週引けの103.83で始まり、日中24日の安値103.71までやや下押しした後、海外時間に入り、米経済指標が強く、じりじりと上昇を続け、NY時間に入り、24日の高値104.31を付け104.17で引けました。
25は、前日引けの104.17で始まり、東京時間は104.40〜50水準で横ばい推移でもみ合うも、海外時間に入り、米長期金利の上昇につれて25日高値の104.87まで上昇しましたが、その後米経済指標が弱く、一転25日安値の104.11まで一気に下押した後、104.21で引けました。
26日は、前日引けの104.21で始まり、東京時間は104.20ばさみで横ばいの中、26日の安値104.01を付けました。海外時間に入り、26日高値の104.61まで上伸、104.47で引けました。
27日は、前日引けの104.46で始まり、その直後27日の安値104.29まで下押ししました。その後、米10年債利回りが5月31日以来の1.86%台まで大幅に上昇したため上値を試す展開となりピッチ早く上昇し27日高値の105.34まで買い上げられ、105.28で引けました。
28日は、前日引けの105.27で始まり、東京時間、海外時間に入っても穏やかにじりじりと上昇、NY時間に28日の高値105.52を付けました。ただ、米連邦捜査局(FBI)が米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏のメール問題についての捜査を再開したと伝わると株価の一転下落とともに104.45まで失速、104.76で引けました。
ドル円:10月31 日からの今週
CME通貨先物ポジション状況:10月25日時点
(10月25日) (10月18日) (10月11日)
円 44595 36991 45909
ユーロ▲123856▲109268▲93472
ポンド▲83962▲91558▲95470
シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで10月25日付けのネットの円の買い持ち高は前週から拡大。
これまでのネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077
シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
16.19(+0.83)日中高値は17.35。上昇しての引け。米株の上値重く、米大統領選挙の先行き不透明感からリスクオフの動きが強まり。
2016年最大は32.09、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39
予想レンジは、103.00〜107.50 と見ます。
今週のイベントは多いです。
31〜1日(日):日銀金融政策決定会合
1日(日):黒田日銀総裁、定例記者会見
日銀は今回の会合での追加緩和は見送られると、市場では織り込まれていて、
今回の波乱は想定されていません。
1〜2日(米):FOMC、予想はFF誘導目標0.25−0.50%で据え置き
米国大統領選挙を1週間後に控え、FOMCが11月の会合で利上げを実施する可能性は低いと織り込まれ、
同時に12月の利上げの可能性が高いと織り込まれているので
今回の声明で、次回12月のFOMC での利上げの可能性を示唆するかに注目です。
オーダー/ポジション状況
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