ドル円132円台後半、実需のドル買いに反発基調 (4/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は続落後に急反発。

ドル円132円台後半、実需のドル買いに反発基調 (4/4午前)

ドル円132円台後半、実需のドル買いに反発基調

4日午前の東京市場でドル円は続落後に急反発。朝方132.43レベルで取引の始まったドル円は、序盤に132.17レベルまで下値を試しましたが、その後は実需とみられるドル買いに仲値公表にかけ132円台後半まで買い戻され、その後も132.82まで上値を伸ばしています。東京時間正午現在は132.74レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩、欧米主要株価指数がまちまちの動きとなったことから、前日終値付近で取引が始まりました。米市場でナスダック総合指数がマイナス圏で終了したことから情報技術系銘柄が売られた反面、電気・ガス、建設等には買いが入り、もみ合った後55円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された3月製造業PMI、ISM製造業景況指数等の米指標が冴えず、米長期金利の低下とともにドル円も欧州序盤の高値133.75から132.20まで急落しました。その後はやや戻し132.43レベルでアジア時間を迎えています。

一連の欧米金融機関の信用不安がどうやら収束方向に向かっていることから、週末に米雇用統計の発表を控え、市場では再び米国の経済指標と金融政策に関心が戻りつつあります。CME FEDWATCHの先物からの予想では、再び次回5月のFOMCで0.25%の利上げ実施見込みが優勢となっていますが、年末に向けては依然として金利引き下げがメインシナリオで、FRB関係者の予想との乖離は埋まらないままです。

テクニカルにはドル円は、一目均衡表の「雲」の中で推移。上から90日線(133.07レベル)21日線(133.10レベル)が下降してきており、上値は重そうです。終値ベースでは一目均衡表の「雲」下限132.35との位置関係に注目です。

ドル円132円台後半、実需のドル買いに反発基調

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