ドル円130円台後半に急落、期末の実需売りも出て昨晩上昇分を失う (3/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は反落。

ドル円130円台後半に急落、期末の実需売りも出て昨晩上昇分を失う (3/28午前)

ドル円130円台後半に急落、期末の実需売りも出て昨晩上昇分を失う

28日午前の東京市場でドル円は反落。朝方131.60レベルで取引の始まったドル円は、欧米金融機関の信用不安の連鎖懸念が払しょくできない中での短期筋の利食い売りや、本邦年度末を控えた資金還流のドル売りに早朝から急落。11時前の安値130.56までほぼ一方向に下げ、東京時間正午現在は130.56レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、経営破綻したシリコンバレーバンクがファースト・シチズンズ・バンクシェアーズグループにより買収されると米連邦預金保険公社が発表したこと等から金融機関の信用不安が和らぎ、米長期金利の上昇とともに、ドル円は東京時間の130円台後半から、米国時間終盤にかけて131.75まで上昇しました。しかし、午前中の下落でドル円は昨晩の上昇分をすべて吐き出した形となっています。

日経平均株価は、昨晩海外市場で、信用不安の後退からリスク選好の動きがやや回復し、米欧の主要株価指数が堅調推移した流れを受けて朝方は買いが先行。その後は円高の進行や、主要欧米株価指数中ナスダック総合指数だけはマイナスで引けたことからの情報技術系銘柄の売りに徐々に上げ幅を縮め、昼前には一時前日比マイナス圏に沈んだものの、かろうじてプラス圏を回復して20円高で午前の取引を終了しています。

テクニカルにはドル円は、一目均衡表の「雲」の下で下降してきた転換線に頭を抑えられた形となっており、上値の重い形状が続いています。

本邦の実需のフローからのドル売り圧力もまだ続くものと思われ、期末まではドル円の大きな反発は見込めそうにありません。

ドル円130円台後半に急落、期末の実需売りも出て昨晩上昇分を失う

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