ドル円一時130円台前半、ドル売り円買い圧力継続
24日午前の東京市場でドル円は続落後に反発。朝方130.78レベルで取引の始まったドル円は、一旦130.94まで上値を試したものの、時間外の米長期金利の低下や実需とみられるドル売りに急落。一時130.17まで下値を広げた後、東京時間正午現在は130.48レベルで取引されています。
日経平均株価は、円高進行を嫌気して売りが先行。下げ幅は一時100円を超えましたが、昨晩米市場でナスダック総合指数が大幅に上昇したことを受けて情報技術系銘柄を中心に買い戻しが入り、70円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、米国序盤に発表された新規失業保険申請数の好調等にドル円も一時131.66まで切り返す場面がありましたが、その後発表された米2月新築住宅販売は予想を下回り、米長期金利も低下に転じたことで反落。一時130.32まで下げた後、イエレン議長の議会での前日とは異なるニュアンスの発言でやや戻し、130.80近辺で東京時間を迎えています。
イエレン議長は未明に米下院で前日の上院でのものとほぼ同じ説明を行いましたが、最後に、「正当化されれば預金保護のための追加措置を行う準備がある」と付け加えたことでトーンを変え、前日の自身の発言の尻拭いをした形です。これを受け終盤、米株価、長期金利、ドル円はやや戻す形で上昇しました。ただ、全般的に戻りは鈍く、市場の金融信用不安拡大懸念はいまだ払拭しきれていない様子が窺えます。
テクニカルにはドル円は、昨日同様主要テクニカルポイントのはるか下に位置し、一目均衡表の「雲」の下での推移が続きます。下値を順調に切り下げており、130円を試す動きです。
米長期金利の先高観の後退と金融機関の信用不安懸念が継続する中、ドル円は下方向の圧力がかかりやすく、節目の130円や、1/16安値からの上昇の76.4%戻し129.75を割り込んだ場合には、1/16の年初来安値127.23そのものを目指す展開となりそうです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2023.03.24
ドル円見通し FOMC通過後も下落継続、信用不安の中で主要中銀の利上げ続きリスク回避感(23/3/24)
24日早朝には130.31円まで安値を更新して130円割れへの余裕が乏しくなったが、24日午前序盤は130円割れ回避でやや戻している。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。