ドル円137円台をじり安推移、米リセッション懸念強まる中、株価動向要注視 (12/16午前)

16日午前の東京市場でドル円は137円台をじり安推移。

ドル円137円台をじり安推移、米リセッション懸念強まる中、株価動向要注視 (12/16午前)

ドル円137円台をじり安推移、米リセッション懸念が強まる中、株価動向要注視

16日午前の東京市場でドル円は137円台をじり安推移。昨晩リスク回避の流れの中でドル買いが強まった流れを受け、朝方、137.68レベルで取引の始まったドル円は、序盤137.89まで値を上げたものの、米株先物が安定すると失速。昨晩の急な上げを解消する形でほぼ一方向に値を下げる展開となり、東京時間正午現在は137.20レベルで取引されています。

日経平均株価は、昨晩欧米株が大幅安となった流れを受けて売りが先行。その後も下げ幅を徐々に拡大する動きとなり、431円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場ではECBの政策金利引き上げと、利上げ継続姿勢の明確化、米小売売上高の予想外の悪化等を受け、リスク回避の動きが強まり、欧米株ともに大幅続落する展開となりました。為替市場では主要通貨に対するリスク回避のドル買いが強まることとなり、ドル円も一時138.17の高値をつけた後137円台後半でアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は、昨晩の急上昇で一時21日線を突き抜ける形となりましたが終値ベースでは21日線割れ水準に戻し、本日も21日線(137.80レベルを下降中)に頭を抑えられる形で反落しており、本日136.35レベルの転換線は上放れたものの、200日線、21日線の間でのもみ合いの構図は変化していません。

FRB、ECBが利上げペースを緩めつつも利上げ継続姿勢を明確にし、米指標が軒並み悪化傾向を見せていることで、市場では改めて米国のリセッション懸念が高まっており、株価の下落、長期金利の低迷とドル円にとってはやや相反する材料を睨んでの動きを強いられる形となっています。ここから先はクリスマス休暇ムードが強くなり次第に市場の動きは鈍くなるものと思われますが、その前に主要国の株価がどのあたりで下げ止まるかを当面要注視です。

ドル円137円台をじり安推移、米リセッション懸念が強まる中、株価動向要注視

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る