ドル円135円台半ば、イベント通過で動き鈍る (12/15午前)

15日午前の東京市場でドル円は135円台前半中心のもみ合い。

ドル円135円台半ば、イベント通過で動き鈍る (12/15午前)

ドル円135円台半ば、イベント通過で動き鈍る

15日午前の東京市場でドル円は135円台前半中心のもみ合い。朝方、135.26レベルで取引の始まったドル円は、序盤135.40を挟んで狭いレンジで上下に終始。昼前には一時135.62までやや上値を伸ばすも大勢に変化なく、東京時間正午現在は135.53レベルで取引されています。

日経平均株価は、FOMC後米主要株価指数が値を崩した流れを受け売りが先行しましたが、前日に円高進行で売られた輸出銘柄等に買戻しが入り、一時前日比プラス圏に浮上する場面もありました。その後はもみ合いとなり74円安で午前の取引を終了しています。

海外市場で注目された未明のFOMCの結果公表では、市場予想通り利上げ幅を0.5%に縮小して利上げを実施。声明文はほとんど前回11/2のものと変更はありませんでした。(ロシアの引き起こした対ウクライナ戦争のインフレへの影響の表現がcreating additional upward pressure から contributing to upward pressure に変わったのみ)。しかし、同時に発表された経済見通しでは関係者の2023年末のFF金利予想中心値が5.1%に引き上げられており、24年、25年末予想もそれぞれ上昇したことでドル金利上昇、ドル買い反応となり、続くパウエル議長の記者会見で冒頭「我々は2%の目標にインフレ率を戻すために強力な引き締め策をとってきたが、・・・・やるべきことはまだたくさんある」と発言したこともあり、ドル円は議長記者会見開始直後に一時135.99の高値をつけました。ただ、その後は、同議長の「2月の利上げ幅はデータ次第」「金利は十分抑制的な水準に近づきつつある」等の発言に議長がタカ派姿勢を強めたとの見方が緩み、米長期金利反落に伴いドル円も134円台に下落、以後方向感を無くし135円台前半で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、200日移動平均線に沿っての動き。200日移動平均線は135.46レベルを上昇中で、引き続き位置関係を要注視です。

FOMCはターミナル金利の見通し引き上げも含めて総じて事前予想の範疇で、ドル円も上下ともレンジブレイクとはなりませんでした。未だ米小売売上高等の指標は多少残るものの、ドル円に関してはほぼ年内のビッグイベントは終了。ここから先はクリスマス休暇ムードが強まるにつれ、市場の流動性の低下とともにドル円の動きも鈍くなることが予想されます。

ドル円135円台半ば、イベント通過で動き鈍る

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