ドル円147円台前半に急落、FOMC前にチョッピーな動き続く
2日午前の東京市場でドル円は急落。朝方、148.26レベルで取引の始まったドル円は、序盤148.36まで上昇したものの、10時過ぎにかけて147.16まで1円以上急落。特段の理由は見当たらず、一部実需のドル売りとFOMC前のポジション調整の動きと思われます。東京時間正午現在は147.30レベルで取引されています。
日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が低下した流れを受けて売りが先行。下げ幅は一時100円を超えました。しかし、好決算銘柄を中心に買い戻しが入り前日比プラス圏に浮上、7円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場でドル円は、ほぼ米長期金利の上下に沿った動きとなりました。米10年もの国債利回りは、東京時間終盤の4.03%レベルから米国序盤に3.92%近辺まで低下後、ISM製造業指数や雇用動態調査等の米指標の好調に4.07%台まで急上昇する荒い動きとなり、その間ドル円は147円を一時割り込んだ後、148円台前半を回復してアジア時間を迎えています。
テクニカルにはドル円は、昨晩からの乱高下で下値を広げ、本日147.46レベルを上昇中の21日移動平均線レベルに絡む動きとなっています。昨日よりややドル売り地合いが強まってはいるものの、上は転換線(148.53)に頭を抑えられ、下は21日線がサポートとの構図に大きな変化はなく方向感は出ていません。
市場は明日未明のFOMC結果待ち。今回利上げ0.75%はコンセンサスとして、次回以降の利上げペースの鈍化についてどのような議論と発信がなされるかが不透明で、通常よりも発表後のボラティリティが拡大する可能性は大きいものと思われます。一方で足元の経済指標はまちまちで、インフレ率上昇速度の低下も確認できない現状では、常識的には「今後のデータ次第」としか答えようがないのではないかと思われます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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