ドル円150円台前半、昨晩高値付近で堅調推移 (10/21午前)

21日午前の東京市場で、ドル円は150円台前半で堅調推移。

ドル円150円台前半、昨晩高値付近で堅調推移 (10/21午前)

ドル円150円台前半、昨晩高値付近で堅調推移

21日午前の東京市場で、ドル円は150円台前半で堅調推移。朝方、150.15レベルで取引の始まったドル円は、日中じりじりと値を上げましたが、総じて堅調ながら小動きで、昨晩高値150.29の手前150.28まで上昇した後、東京時間正午現在は150.27レベルで取引されています。
朝方発表された9月の本邦消費者物価指数は、生鮮食品を除くベースで、消費税の影響を除くと31年ぶりの水準の前年比3%の上昇となりましたが、日銀の金融政策変更等は現状望みにくいとして為替市場の反応は限定的でした。

日経平均株価は、昨晩米長期金利が上昇し米主要株価指数が下げたことを嫌気して売りが先行。その後は情報技術系銘柄が買われるなど売買が交錯する展開となりましたが、結局プラス圏には浮上せず。55円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場でドル円は、序盤は149円台後半でもみ合い、149.55まで値を下げる場面がありましたが、FRB関係者のタカ派発言にその後は終盤にかけてほぼ一方向で上昇。150.28の高値をつけた後150.15付近でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、日足が12日連続で陽線引けする極めて強いドル買い地合い。

日中は市場介入への警戒感から前日高値以下の水準で取引されていますが、底堅く、150円台が定着しつつあります。ドル買いが加速していく感じは今のところありませんが、昨晩米10年債利回りは4.24%に達しており、本日午前中も4.23%レベルで高止まり。米長期金利の上昇が続く限りはドル買い圧力も弱まらないことから、他に材料がない限り今晩も海外時間にかけて上値を試す展開となりそうです。

ドル円150円台前半、昨晩高値付近で堅調推移

ドル円日足

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