ドル円、149円台前半で小動き、介入警戒感強く上値重い (10/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は149円台前半での小動き。

ドル円、149円台前半で小動き、介入警戒感強く上値重い (10/19午前)

ドル円、149円台前半で小動き、介入警戒感強く上値重い

19日午前の東京市場でドル円は149円台前半での小動き。朝方、149.26レベルで取引の始まったドル円は、午前中149.11-29のごく狭いレンジでの取引に終始。東京時間正午現在は149.19レベルで取引されています。市場では昨夕の急落直前の水準149.38が「介入レベル」として警戒される反面、148円台でのドル買い意欲は根強く、結果膠着状態です。

日経平均株価は、米主要株価指数が企業業績回復期待等から上昇して引けた流れを受けて買いが先行。その後ももみ合いながら上昇を続け、197円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では欧州序盤にドル円が149.29に上昇したところで148.18まで急落する場面があり、覆面介入の可能性が取り沙汰されていました。しかし、148円台での買い意欲は強く、その後は短時間で149円台を回復、結果として絶好の買い場となった形です。それでも欧州時間は介入警戒感から149.20までの狭いレンジ中心のもみ合いが続きましたが、米経済指標の好調等に米長期金利が米国時間に急上昇、ドル円も149.38まで上げた後米金利低下とともに小緩みし、149.25レベルでアジア時間を迎えています。

テクニカルにはドル円は、下値の切り上げは昨日の欧州序盤の急落で終了したものの、上値の切り上げは昨日まで9営業日連続しており、引き続きドル買い地合いです。現状は7/14高値139.39と9/7高値144.99を結んだレジスタンスライン(本日149.30レベル)に沿ってじりじりと上昇を続ける形となっています。

昨日や13日の急落が介入だとすれば、スムージング的な規模の介入の効果は既に限界が来ていると考えられます。一方で節目の150円を前にした大規模介入の可能性は否定できず、警戒感も強まる中で、海外時間を中心にじりじりと150円を目指す展開となりそうです。

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