オーストラリア 9月失業率の予想(22/10/19)

明朝9時30分に豪州の失業率関連指標が発表されます。

オーストラリア 9月失業率の予想(22/10/19)

オーストラリア 9月失業率の予想

明朝9時30分に豪州の失業率関連指標が発表されます。

オーストラリア 9月失業率の予想

(10月19日10時00分現在)

(1) 新規就業者数

前回8月はほぼ予想通りの結果になりました。下図をみても、右肩上がりのトレンドは継続しており、黒いラインの過去の流れに回帰しています。今回も前月比では下がりますが、増加予想になっており、着実な伸びを示した予想です。ただ、豪ドルが弱い状態ですので、予想レンジ以下のマイナスになった時は相場に影響がでそうです。

就業者数推移(単位:千人)

就業者数推移(単位:千人)

(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は9月予想、黒は過去のトレンドライン)

(2) 失業率

8月の結果は3.5%と予想よりは悪いですが、中銀(8月時)の年末予想は3.25%(下図の赤い線:5月時の3.75%よりは大幅上方修正)とみていますが、それと比べてやや悪いものの、10月の金融政策時には「…8月の失業率は3.5%だった。これはほぼ50年間で最も低い水準である。求人と求人広告は共に非常に高水準にあり、この先の失業率が更に低下することを示唆している。その後、失業率の幾分の上昇が経済成長鈍化に連れて予想されている」としており、今後改善の見込みが高いと思われます。

オーストラリア 9月失業率の予想 2枚目の画像

下図は豪ドル・米ドルの日足チャートです。6月3日高値からの抵抗線A(=0.7010)とそこから平行に下したB(=0.6530)で豪ドル安トレンドを形成していましたが、9月23日に下抜けました。その後の戻りもB迄でした。8月16日高値からの抵抗線がC(=0.6660)にあります。直近は9月13日高値からの抵抗線がD(=0.6380)にあり、ここから平行に下したラインE(=0.6090)との豪ドル安トレンド内で推移しています。現状は10月13日にEまで下落後に反発して戻しています。横抵抗線のF(=0.6380)で、丁度Dとぶつかっており、当面はここが守られるかをみる状況となっています。万一越えた場合はBとCの順に抵抗線となります。下値は0.6260〜70、0.6210〜20、0.6170にサポートが控えています。

オーストラリア 9月失業率の予想 3枚目の画像

(1豪ドル=0.6312米ドル、10月19日13時35分現在)    

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