アメリカ8月貿易収支予想
(日本時間2022年10月5日21時半発表予定)
本日21時半に米国8月貿易収支が発表されます。前回7月はほぼ予想通りの結果になりました。今回8月予想も赤字縮小傾向の継続となっています。
今年3月収支がピークの▼1,077億ドルでしたので、今回予想通りなら約37%もの赤字額改善になります。下図@を見ると、一貫して赤字額縮小が続いています。また下図Aを見ても、輸出入の伸びがトレンドラインから下がっており、特に内需を示す輸入(オレンジ色のライン)は完全に頭打ちで、緑の矢印を見るとここ最近が右肩下がりになっており、輸入の落ち込みが際立っています。2022年に入ってからの米経済鈍化傾向を裏付けているようです。
この先も、ウクライナでの戦争終結の目途が立たず、中国経済の鈍化などの不透明要因が多々残っていますので、世界貿易縮小トレンドは続く可能性が高くなっています。
(今回予想:2022年10月5日9:00現在)
@ 7月までの推移と今回予想値
(発表値は黄色の折れ線で、今回分は青の矢印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:モノとサービスの収支(通常発表分)青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日本
A 月別輸出入額(2022年7月迄)
尚、貿易収支発表の15分前に米ADP社民間雇用者数(21時15分)の発表が予定されています。予想は以下となっています。
(今回予想:2022年10月5日9:00現在)
下図はユーロドルの週足チャートです。先週のユーロ圏HICP時に添付したチャートの続きとなります。
まず昨年6月第1週高値からの抵抗線A(=1.0830)でユーロ安の流れが継続しています。その後、今年2月7日週の高値からの抵抗線B(=1.0090)で急激なユーロ下落となっています。ここから平行に下したC(=0.9440)でユーロ安トレンドラインを形成しています。先週の底値0.9536はCが0.9530にあり、ほぼ下限で止まりました。そして週足は下ヒゲが長い陽線で引け戻り高をトライしています。今週は横抵抗線だったD(=0.9900)を上抜き、残すはパリティとBの抵抗線になります。ユーロはここで止められてBとCのユーロ安トレンドラインに回帰するのか、あるいは上抜きするのかをみます。もしBを上抜いた場合はE(=1.0360)があり、ここは過去に何度かサポートされ、下抜き後に抵抗線となったポイントがあります。週末の終値でBを抜くか守られるかを確認したいと思います。
(10月5日10:50、1ユーロ=0.9970ドル)
オーダー/ポジション状況
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