ドル円:10月3日のファンダメンタル分析
東京市場では、サマーズ元米財務長官が日銀による外債購入の話に振れたとのニュースが正午過ぎに流れ、ドルが一時101.78レベルと大きく水準を上げる場面も見られました。しかし、この手の話は以前からも何度か出ているものの、日銀法を拡大解釈しない限り日銀による外債購入は困難であり、急速に萎んで逆にポジション調整から100.75まで下落。その後は株価の上昇にも支えられてじり高のまま月末クローズとなりました。
ドル円:10月3日のテクニカル分析
ドル円は、日銀外債購入の可能性から一時円安へと振れましたが、介入同様の行動は財務省の管轄であり、日銀法を改正するか政府の協力を得た上で拡大解釈するといった手続き上のハードルも高く、そう簡単に出来るものではありません。また外債購入は当該国の長期金利市場にも影響を与える可能性があり、現状日本の判断だけで実施することは困難です。このテーマは次回日銀会合で出て来るほど簡単なものではないという認識でいたほうがよいでしょう。ドル円は上下に振れた後はじりじりと水準を上げたものの、依然として長期レジスタンスの下での推移であり、直近では9月に何度か見せた戻りも全てきれいにレジスタンスラインの水準で抑えられています。現状同水準は102円を下回る位置へと下げてきていますが、明確に上回るまでは戻り売りが優勢が流れは継続していると見ています。本日は、101.65レベルをレジスタンスに、101.10レベルをサポートとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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