大統領選ドイツ銀、雇用統計短観(週報10月第一週)

先週のドル円は、

大統領選ドイツ銀、雇用統計短観(週報10月第一週)

ドル円:9月26日からの先週

26日は、前週末の引けの101.00で始まり、一時100.70まで下押しされた後、26日高値の101.07まで上昇しまあさいた。その後は、終日じりじりと下降を続け、NY時間に入り、26日安値の100.24をつけ、そのまま安値圏での100.32でひけました。

27日は、前日の引けの100.31で始まりましたが、ドル売り先行で27日安値の100.07まで下押しされました。その後TV討論でクリントン民主党候補が優勢と伝えられ好感され、27日高値の100.98まで上昇しました。欧州時間に入り欧州株が弱くユーロ売り優先になり、100.19まで下押しされ、そのまま低位圏の100.42で引けました。

28日は、前日の引けの100.42で始まり、そのままドル買い継続で28日高値100.81まで上伸しましたが、前日高値の100.98には届かず、100.45までやや売り戻しの下押しがありました。そのままの水準でもみ合いの後、100.68で引けました、

29日は、前日引けの100.68で始まり、29日の安値は直後の100.63でした。その後は、OPEC減産合意への期待からリスクオンで一気に101.75まで上伸、一時101.35へ下押しした後29日高値の101.83まで上伸。ただ、欧州時間に入り欧州金融不安が浮上100.84まで下押しされ、引けはそのままの101.03でした。

30日は、前日引けの101.02で始まり、100.92へ下押しした後、30日の高値101.77まで上伸、前日高値の101.83を上回れなかった事で、一転ドル売り優先となり、30日安値の100.74まで下押しした後、101.45まで上戻し、そのまま101.36で引けました。

ドル円:10月3日からの今週

ポイント:米大統領選の不透明なため、ドル円の上値は重たいと想定します。

CME通貨先物ポジション状況:9月27日時点
(9月27日) (9月20日) (9月13日)
円   68892 58785 56846
ユーロ▲76030▲85025▲81475
ポンド▲87714▲58686▲82821

シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで9月27日付けのネットの円の買い持ち高は前週から増加、過去最大を記録。
これまでのネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
13.29(-0.73)日中高値は15.20、安値15.28。株価の落ち着きに伴い、リスク値が低下傾向となりました。
2016年最大は32.09、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39

米大統領選が市場のメインテーマになってきています。
何故かというと、その見通しが不透明だからです。

先日、クリントン候補とトランプ候補とのTV討論会が始まりました。
まだ1回目ですが、この後2回目と3回目と続きます。
この1回目の討論会を見た限りでのヒアリングでは
クリントン候補の優勢という意見が多いのですが

一般的な世論調査の結果で見ると
クリントン候補が優勢だったという討論会でのヒアリングが
世論調査の結果に反映されてこないのです。
各社それぞればらつきはあるものの
支持率でみるとクリントン候補と、トランプ候補とが拮抗という結果なのです。

結果、まだまだ大統領選挙の勝敗は、見極められず
市場は、もしトランプ候補が勝利の場合には
ドル相場、米国株、米債券と、各市場が各々リスクオフの方向へ大きく反応するとされ
市場はそれを、トランプショックと呼び、今後の1番のリスク要因として
織り込みをしてゆくと想定します。

予想レンジは、99.50~103.00 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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