豪州政策金利予想(2016年9月30日)

(2016年10月4日火曜日東京時間12時30分頃公表予定)

豪州政策金利予想(2016年9月30日)

豪州政策金利予想

豪州準備銀行(中銀)政策金利(9月30日14時現在)
  現行の1.5%→1.50% 据え置き予想 (予想レンジ幅なし:エコノミスト全員1.50%)

9月に続き、10月の委員会でもエコノミスト全員が据え置き予想です。9月の理事会では豪ドル高の悪影響については言及しておらず、2016年上半期とは若干ニュアンスが異なる形の要旨となりました。ご参考までに前回の要旨では「・・・現在入手しえる経済データを見て、5月と8月会合での緩和を実施した。委員会は今回の会合で現在の状況を判断して据え置きの決断をしたが、これは経済を持続的に拡大させ、インフレを目標内達成できると判断した。」と分析しています。しかしながら、利上げ予想に傾いていたアメリカが利上げを見送ったことで、豪ドルが対米ドルで強くなり始めているので、仮に金利据え置いても、この点に言及すると豪ドルは売られ易くなりそうです。

尚、今後は一番早い時期の利下げ予想はごく少数ながら、11月1日開催の理事会からとなっています。中間値で大半のエコノミストが利下げ予想となるのは2017年第2四半期以降になります。レンジ幅は1.0%〜1.5%で、この時点まで据え置き予想するエコノミストもいれば、1.0%まで2回利下げ予想するエコノミストもおり、見方が大きく分かれてきます。

              政策金利推移

              政策金利推移

豪州政策金利予想

尚、2016年9月までの先進国政策金利は上図の様になっており、米国との金利差は縮小せずに変わらずとなっています。
年内までの予想としては米国が12月に0.25%利上げ予想。その他は日本とユーロがマイナス金利の深堀、豪州・NZは据え置きとなっています。

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