ドル円、本邦連休前で143円台中心の方向感に欠ける動き (9/16午前)

16日午前の東京市場でドル円は、「往って来い」。

ドル円、本邦連休前で143円台中心の方向感に欠ける動き (9/16午前)

ドル円、本邦連休前で143円台中心の方向感に欠ける動き

16日午前の東京市場でドル円は、「往って来い」。朝方、143.52レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米長期金利が低下するに伴って序盤は値を下げる展開となり、一時142.83まで下押ししました。しかしその後米長期金利が上昇に転じるとドル円も反発。取引開始レベルとほぼ同水準の143.49まで戻し、東京時間正午現在は143.45レベルで取引されています。
11時前に鈴木財務大臣が円安について「動きが続けば必要なあらゆる措置を排除せず対処していきたい」と述べると同時に「一般論でいえば円安はプラスマイナス両方ある」とやや円安阻止についてトーンダウンと受け止められかねない発言をしたことも、ドル円をサポートした模様です。
もっとも、明日からの三連休を控え、東京為替市場はポジション調整主体の動きとなっており、方向感が出にくい状況です。

日経平均株価は、昨晩前日下げ止まった米主要株価指数が軒並み下落を再開したことを嫌気して、序盤から大きく下げる展開となりました。昨晩は米金利上昇を嫌ってハイテク銘柄中心のナスダック総合指数の下げ幅が大きかったことから、本邦でもハイテク関連株を中心に幅広い銘柄に売りが入り、301円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米指標が強弱まだら模様の結果となったことで方向感をなくし、米国時間は143.15-71レンジでもみ合ったのち、143円台半ばでアジア時間につないでいます。
昨晩の指標では8月小売売上高が予想外に前月プラスとなり、NY連銀製造業景況指数もマイナスを大きく縮小させた一方で、フィラデルフィア連銀景況指数は予想外のマイナスに転じ、8月鉱工業生産も予想を裏切る前月比マイナスとなりました。

テクニカルにはドル円は、9/7以降は141.50-145レンジ内での横ばい推移、短期的には本日142.62レベルの転換線のサポートが効いています。8月上旬以降の上昇トレンドのサポートライン(本日142.35)は未だ切られていませんが接近中。同ラインは9/26には145円に達します。

ドル円、本邦連休前で143円台中心の方向感に欠ける動き

ドル円日足

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