ドル円:9月12日のファンダメンタル分析
副作用の多い利回り曲線の平たん化の修正策を検討か
東京市場では北朝鮮の核実験のニュースから株式市場が下落し、為替市場は円買いで反応一時101.97レベルの安値を付けました。しかし、その後は株式、為替市場とも落ち着きを取り戻し下げる前の水準へと戻し、欧州市場序盤までは方向感の無い値動きを続けました。その後20日の日銀会合ではマイナス金利の効果があるとの総括が出るとの話から円安方向へと動き始め、NY市場に入り複数のFRB関係者が利上げに対して肯定的な発言を行ったことからドルが一段高、103.06レベルの高値をつけました。
ドル円:9月12日のテクニカル分析
ドル円は、先週週半ば以降は緩やかな上昇チャンネルの中での動きを続けていましたが、103円台では売りたい向きも残っていること、また米株式が利上げ思惑に対して週末を前にしたストップの売りや、プログラム売買が水準を押し下げる動きとなったと考えられますが、過剰反応とも言える急落となり、今週は単に利上げ=ドル買いの発想から、リスクオフによる株安と更にそこから円買いへと繋がるのかどうか、見極めが難しい局面となっています。それでも現状では101円台半ばの買いと103円台の売りとに挟まれていて、上下ともに新たな材料無しに抜けることも難しそうです。本日は、NY引けの水準102.70レベルをレジスタンスに、102.00レベルをサポートとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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