ドル円:9月5日からの先週
5日は、先週末の引けの104.02で始まり、直後につけた104.12が5日の高値となりました。その後はじりじりと下降を続け、5日の安値103.14をつけました。欧州時間に入り、その後は、穏やかにじりじりと上昇を続け103.47まで上戻して、その後やや下押して103.41で引けました。
6日は、前日引けの103.41で始まり、東京時間に6日の高値103.80をつけました。その後は海外時間に入り、浜田内閣官房参与の発言が嫌気され6日の安値101.93まで下押しして、やや戻して102.01で引けました。
浜田内閣官房参与は、「日銀はFOMC前の追加金融緩和は控えるべき」と発言しました。
7日は、前日引けの102.01で始まり、直後につけた102.13が7日の高値となりました。東京時間に日経平均株価が下げた事で、7日の安値の101.19まで下押ししました。その後は穏やかにじりじりと上昇を続け、NY時間に101.86まで戻し、101.73で引けました。注目の米地区連銀経済報告(ベージュブックへの反応は限定的でした。
8日は、前日引けの101.73で始まり、その後は穏やかにじりじりと下降を続け、8日の安値の101.40をつけました。NY時間に入り、8日高値の102.59まで一気に上戻して、その後はやや戻して102.48で引けました。
9日は、前日引けの102.48で始まり、東京時間に9日安値の101.95まで下押ししました。欧州時間に入り、昨日のNYの様に、9日の高値の103.05まで一気に上戻して、その後はやや戻して102.66で引けました。
8日も9日もドルの買いの背景は米長期金利の上昇がきっかけでした。
ドル円:9月12日からの今週
ポイント:ドル円の方向性が不透明です
CME通貨先物ポジション状況:9月6日時点
(9月6日) (8月30日) (8月23日)
円 54489 63661 60316
ユーロ ▲92630 ▲81925 ▲76658
ポンド ▲89969 ▲92485 ▲94978
シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで9月6日付けのネットの円の買い持ち高は15%減少。
直近ネット円い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、
過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077
シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
17.50(+4.99)日中高値は17.54、大幅上昇で引け。米株が大きく下げ、リスク・オフ的な動きが強まり指数を押上げた。過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39
リスク・オフが広がりやすい地合い
中長期的なトレンドはドル安方向との見方に変わりはありません
とは言え足下の動きに方向感がなく、20・21の日銀金融政策決定会合と、FOMCを材料として待ちです。
今のところの市場の織り込みは、日銀に関しては据え置きながら、FOMCに関しては、利上げ有りと無しに
意見が分かれています。とは言えどちらも、年内の利上げはあるとの見方には違いはありません。
ポイントはタイミングの織り込み方の違いです。
テクニカルで見てみたいと思います。
先週は狭いレンジの中を方向を模索、
9月05日の 102.14 〜 104.12
9月06日の 101.93 〜 103.80
9月07日の 101.19 〜 102.13
9月08日の 101.40 〜 102.59
9月09日の 101.45 〜 103.05
テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 105.23で 横ばい
遅行スパン 103.89で 横ばい
先行スパン1が 103.72で 横ばい
転換線が 102.76で 横ばい
実勢値 102.66 09日引け
基準線が 101.93で 横ばい
と
実勢値は上値方向は先行スパン1と2に抑えら上値は重いでしょう。
昨年2015年12月24日に実勢値が下抜けて以来この状況は今年年初より同じ形です。
足元の実勢値は、基準線と転換線に挟まれた狭いスペースでもみ合っています
もし、この基準線を底割れしてくれば下値を探る動きと想定します。
予想レンジは、101.00~104.50 と見ます。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。