ドル円、米ロ外相会談開催報道で115円台回復 (2/18午前)

18日午前の東京市場でドル円は軟調推移後に急反発。

ドル円、米ロ外相会談開催報道で115円台回復 (2/18午前)

ドル円、米ロ外相会談開催報道で115円台回復

18日午前の東京市場でドル円は軟調推移後に急反発。朝方、114.93レベルで取引が始まったドル円は、ウクライナ情勢悪化を懸念してのリスク回避の円買いに一時114.79レベルまで値を下げる場面がありました。しかし、その後ブリンケン米国務長官とロシアのラブロフ外相の会談が来週後半に実施されるとの報道が流れると買い戻され、115.27まで急伸した後、東京時間正午現在は115.20レベルで取引されています。

日経平均株価は、ウクライナ情勢への懸念から昨晩NYダウが622ドルの大幅安で終了した流れを受けて売りが先行、下げ幅は一時400円を超えました。しかし、上記報道で下げ幅を急速に縮め、138円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、ロシアの軍事演習を終えた軍をウクライナから撤収させているとの発表に懐疑的な見方が米国から示されたことで、リスク回避の動きが強まりました。加えて昨晩発表された米指標がさえなかったこともあり、株価の下落、米長期金利の低下からドル円は軟調に推移。115円を割り込んで114.93レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の下落で21日線、基準線、一目均衡表の「雲」の上限等のサポートが集中する114.90-00のサポート帯を一時下抜けました。ただ、本日午前中の反発で再びサポート帯の上の水準に戻しており、一応サポートが機能した形です。本日は21日線が115.03レベルまで上昇しつつあり、ドル円は21日線絡みの「中立的な」立ち位置となっています。

ウクライナ情勢は、来週末に米ロ会談が設定されたことで、一旦問題先送りとなった可能性がありますが、米国の主張する通り、万一ロシアが数日以内に侵攻を開始する事態となった場合には、再び市場が逆流し、ドル円では円買いが強まることとなるため、引き続き関連ヘッドラインは要注視です。

ドル円、米ロ外相会談開催報道で115円台回復

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