米11月ISM製造業景況指数の予想
本日24時、米国11月ISM製造業景況指数が発表されます。
(2021年12月1日10時現在予想)
前回10月は予想よりやや高い結果になりました。それでも下図を見ると2018年8月高値(61.3)を下回っており、今回もまだ越えない予想になっています。〇印の様にISM>PMIの場合、先行きの製造業は上昇トレンドを維持していく場合が多いですが、コロナ後の改善度合いは2021年3月を高値に勢いを失っているので、最低でも青の横線を越えないと、暫くは横這い→いずれ下降トレンド入りのパターンになる可能性あります。PMIが下降ですので、12月以降の推移には注意したいと思います。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
今日はこのISM製造業景況指数の発表前に今週金曜日雇用統計の前哨戦であるADP社民間雇用者数が発表されます。予想は52.5万人増(レンジ38万人〜75万人、10月は57.1万人)となっています。最近の指標は数字自体悪くないですが、改善度合いがやや停滞気味ですので、予想通りになった時に市場の受け止め方を見たいと思います。
下図はドル円月足チャートです。先月24日のPCEとコアPCEで添付したチャートの続きになります。昨日月足が出来、11月はB(=114円90銭付近)を越えて終われませんでした。
このBは過去7〜8本の上値を結んでいますが、実体部分では114円台乗せの終値がありません。12月以降の月足終値で114円台乗せが実現できるかが再度ドル上げの条件になります。11月足は結局、上ヒゲ長いカブセ(114円24銭)の陰線になり上値が抑え込まれています。
大きな流れはラインA(=102円20銭)に支えられてドル高を維持し、年始底値からのC(=110円80銭)で急激なドル上げをしています。今回新たに、Cから平行に上げたD(=115円50銭)でドル高トレンドを形成しています。暫くはCとDで上下する可能性が高くなっています。当面は上値抑えられているので、まず横サポートE(=112円50銭)が最初の下値ポイントになります。ここを下回って終わると、C方向への押しに繋がります。この場合でも月足ですので、月末終値ではEを越えて終わりたいところです。尚、月足で114円24銭を越えて終わればドルが強くなり、横抵抗線のF(=116円20銭)とDが交差するのが1〜2月頃になると思われます。
(12月1日13:10、1ドル=113円43銭)
オーダー/ポジション状況
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