オーストラリア 10月貿易収支の予想
(日本時間2021年12月2日朝10時30分発表予定)
明日(2日)の早朝、豪州の10月貿易収支が発表されます。
前回9月は数値自体も非常に大きかったですが、予想通りの数値になり、黒字拡大傾向を継続しています。
(今回発表予想12月1日13時現在)
下図を見ると、オレンジ色の上昇トレンドは依然上向きで、2016年以前の貿易赤字の面影は全くなくなり、豪州GDP拡大の1要因にもなっています。今回予想も前月よりは減るとはいえ、111.5億ドルとなっており、レンジ下限でも100億豪ドルです。当面は青い線の100億豪ドルを維持できるか否かを注目して行きます。
尚、過去には豪中貿易摩擦の懸念も大きく取り上げられていましたが、9月に豪州財務相は中国の報復に対する深刻な影響はなく、インド・台湾などの新たな貿易取引拡大により打撃は軽微に留まっているとしていますが、その言葉を裏付けている数値になっています。
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2021年9月現在:黒線矢印は今回10月予想値、緑はゼロ、青は100億豪ドルの黒字額基準)
相場は週初の住宅建設件数時に添付した日足チャートと状況は変わっていません。昨日は0.7100のサポートを切れて、底値0.7063を付けましたが、終値では0.7127まで戻し、一度目の下値トライは失敗になっています。
上値は0.7170と0.7200に抵抗線があり、安心して豪ドル買うには0.72越えが必要になります。当面は0.7100〜0.7200レンジを見ておき、明日の豪貿易収支や金曜日の米雇用統計次第でレンジを抜けるかを見たいと思います。
(12月1日14:30、1豪ドル=0.7165米ドル)
オーダー/ポジション状況
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