ドル円111円台後半、上昇続き一時年初来高値を更新 (9/29午前)

29日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。

ドル円111円台後半、上昇続き一時年初来高値を更新 (9/29午前)

ドル円111円台後半、上昇続き一時年初来高値を更新

29日午前の東京市場でドル円は高値圏でのもみ合い。朝方111.50レベルで取引の始まったドル円は、本日も仲値公表にかけてドル買いが強まり小幅ながら上昇、一時111.68の高値をつけて年初来高値を更新しました。111.68は2020年3/25につけた同値以来約1年半ぶりの高値水準です。
先週末からのドル円の動きはほぼ米長期金利の動きに沿った形となっています。本日午前も同様で、昼前に米長期金利が小緩むとドル円もやや戻し、東京時間正午現在は111.41レベルで取引されています。

日経平均株価は、前日欧米市場での大幅株安を受け売り先行で始まり、下げ幅は一時800円を超えました。その後やや買い戻されたものの、結局741円安、3万円の大台を割り込んで午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米長期金利の上昇が継続、10年物国債利回りは一時1.56%を記録しました。これを受けて為替市場ではドルが主要通貨に対してほぼ全面高、ドル円も111.64まで上げましたが、年初来高値111.66にわずかに及ばず、その後発表された米指標の不冴え等でやや戻し、111円台半ばで東京時間につないでいます。尚、欧米主要株価指数は米長期金利の上昇を嫌気して、ほぼ全面安となっています。

テクニカルにはドル円は年初来高値を上抜けて日足レベルでは上方向にレジスタンスが見当たらない状況です。週足では2020年3/27高値111.71が近く、2020年高値の112.23、2019年高値の112.40も視野に入ってきています。

尚、自民党総裁選挙はこの後13:00から議員投票が始まりますが、過半数獲得の候補者はいない見込みで、決選投票を経て15:30頃に新総裁が決まる見込みとなっています。
為替市場に影響を与えることのほとんどない日本の政治ネタですが、株式市場が開いているうちに総裁が決まった場合には株式市場の反応次第で為替も動意づく可能性があり、念のため要注意です。

ドル円111円台後半、上昇続き一時年初来高値を更新

ドル円日足

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ドル円週足

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