ドル円:7月25日のファンダメンタル分析
日・米の中銀会合が焦点、材料出尽くしになる可能性も
東京市場のドル円は、前日の黒田発言による上値の重さと、一方で下がったところでは買いたい向きも残っている様子で105円台後半から106円台前半で方向感のはっきりしない値動きを続けました。欧州市場に入り発表された国民投票後の英国7月PMIが予想以上の悪さでポンドが下落、当初はユーロへの影響は見られなかったものの、NY市場に入り直近安値圏を割り込むと1.0956レベルまで水準を切り下げました。
ドル円:7月25日のテクニカル分析
ドル円は、105円台半ばではまだ買いたい向きが残っているという動きとなりました。ただ先週の107円台でいったん戻し高値を付け更に長期円高トレンドの継続を示す下降チャンネルの中へと戻してきたことで、上値については106円台後半が現在の戻しの限界点と考えることが出来ます。今週はそれぞれ現状維持の可能性が高いものの、FOMCと日銀金融政策決定会合が開かれるため、積極的な取引は手控えられやすい週となります。最終的に金曜の黒田総裁会見までは、方向感の出にくい状況が続くでしょう。本日は106円挟みの展開を継続しやすく、105.80レベルをサポートに、106.40レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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