ドル円急騰 (2016年7月13日アップデート)

ドル円が株高とともに想定以上の上昇を見せています。

ドル円急騰 (2016年7月13日アップデート)

ドル円急騰

ドル円107円台に急騰

ドル円が株高とともに想定以上の上昇を見せています。月曜の週報では「ドル円相場は上値が限定的と考え、103.25レベルをサポートに、106.75レベルをレジスタンスとする流れ」と予想を立てましたが、昨日の段階で107円台乗せとなりテクニカルにかなり微妙な水準となってきました。日足チャートをご覧ください。

              ドル円日足

              ドル円日足

レジスタンス突破か?ダマシか?

ピンクのラインは週報でも示した1月の年初来高値(121.69)と5月高値(111.45)を結んだレジスタンスラインで、今週は107円前後から106円台後半へと下げています。昨日の高値で既に上抜けしているのですが、この程度は誤差の内で金曜終値段階で106円台後半へと下げていれば、レジスタンスラインと平行に引いた下降チャンネルの水準を英国国民投票の直後にトライしたのと同様にダマシとなる可能性があるわけです。

107円台後半を抜けてると109-110.35レンジがターゲットに

他にも107円前後は国民投票直前の高値に近く、均衡表の雲の上限も107.72に位置していますし、年初来高値と安値の38.2%戻しが107.68等、ここを上抜いてくると年初からの円高トレンドが終わり99円台の2度の安値がいったん底となる可能性が出てきます。その場合のターゲットは2月からのレジスタンスライン(紫色)の位置する109円レベルから年初来高値と安値の半値戻しにあたる110.35といった水準が計算されます。

個人的には107円台は簡単には上抜けず、いったん押しが入るという見通しを短期的なメインシナリオとしていますが、今日明日の動き次第では円独歩安の拡大という可能性が出てきましたので、その際のターゲットとして参考にしてください。

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