世界を代表する商品指数 S&P GSCI指数(9/5)

24種類の商品先物で構成され、世界のコモディティ生産量の時価総額の加重指数として見られ、商品市場の騰落に敏感に反応する指数と言えます。

世界を代表する商品指数 S&P GSCI指数(9/5)

S&P GSCI指数

S&P GSCI(S&P Goldman Sachs Commodity Index、以下GSCI)は、1991年にゴールドマンサックスが開発し、2007年にS&Pに移管し計算されている世界を代表する商品指数です。24種類の商品先物で構成され、世界のコモディティ生産量の時価総額の加重指数として見られ、商品市場の騰落に敏感に反応する指数と言えます。

日本では日経商品指数などがありますが、商品指数は一般に景気の先行指標としても使われています。
実際に内閣府が発表する景気動向指数の先行系列には日経商品指数(42種総合)が含まれています。

そこで、今回はこのGSCIの動きが現在どうなっているのか、またそこから今後の景気動向が示されているのか(後者は来年になってみないとわかりませんが)、見ておきましょう。

S&P GSCI指数

上段がGSCI週足、四角が1年間です。下段は13週ROC(=四半期前との比較)です。
基本的にGSCIは長期上昇トレンドにありますが、今年5月をピークに現在は中期下降トレンドに入っていますし、ROCを見ても2017年前半以来のマイナス圏に沈み込んでいます。仮にこのGSCIが先行指標であるとするならば、貿易摩擦激化による一時的な景気鈍化がそろそろ見えてきてもおかしくないのかもしれません、

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