3. ユーロ円 テクニカル週報 (2024年10月第4週)

ユーロ円 テクニカル週報 (2024年10月第4週)

直近の日足は値幅の小さい陽線で続落を食い止めています。

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ユーロ円 テクニカル週報 (2024年10月第4週)

上値トライの動きが継続。163円割れで終えた場合は下値リスクが点灯

直近の日足は値幅の小さい陽線で続落を食い止めています。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、3手前の陽線が揉み合い状態から上抜けて新たな上昇トレンド形成の流れに入っており、一呼吸置いた後で再度165円超えトライの可能性に繋げています。164.70-80，165.10-20に日足の上値抵抗がありますが、これらを上抜けて終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなりますが、7/11に付けた直近高値
175.42と8/5に付けた直近安値154.43との61.8％戻しが167.40近辺となることや、週足の上値抵抗も
167.30-40に控えていることから、これをしっかり上抜けるほどの上昇にも繋がり難いと見ています。
逆に日足の下値抵抗が163.00±10銭にありますが、これを切り崩して終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、152.50割れで終えるか、週足が162円を割り込んで越週した場合は短期トレンドが変化して158〜160円ゾーンの下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。さらにこれも下抜けた場合は155円方向への一段の下落に繋がり易くなります。

上値トライの動きが継続。163円割れで終えた場合は下値リスクが点灯

日足の上値抵抗は164.70-80，165.10-20，166.40-50，166.80-90に、下値抵抗は164.00-10，163.30-40、163.00±10銭、162.50-60にあります。21日移動平均線は162.50に位置しており、短期トレンドをサポート中ですが、120日、200日移動平均線は165.44と164.55に位置しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れを変えていません。

一方直近の週足は、陽線で切り返して上値余地を探る動きに繋げています。また、この陽線が163円台前半前半での揉み合いから上抜けた位置で終えており、上値余地がさらに拡がり易くなっています。一方で、週足ベースで見た強い上値抵抗が167.30-40に控えていることや、中期トレンドがまだ弱い状態にあること、ユーロが対ドルで弱気の流れに入っていることから、急伸にも繋がり難く、続伸した場合でも強い上値抵抗を抜けられない可能性も高いと見ています。また、週足の下値抵抗が163.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合は、短期的なサポートラインを下抜けて、下値リスクが点灯します。160.00前後には強い下値抵抗が控えていますが、159円を割り込んで越週した場合は、156.00-10の抵抗を切り崩しつつ一段のユーロ下落に繋がり易くなります。

上値トライの動きが継続。163円割れで終えた場合は下値リスクが点灯 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は165.00-10，166.00-10，167.30-40に、下値抵抗は163.00-10，
161.90-00，160.00-10にあります。31週移動平均線は165.33にあり、この下に張り込んだ状態ですが、62週線は162.44に位置しており、短期的な下値抵抗として働いた状態です。

上値は、164.70-80，165.10-20，165.80-90，166.40-50，166.80-90，167.30-40に強い抵抗がありますが、どこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、164.00-10，163.70-80，163.30-40，
163.00±10銭に強い抵抗がありますが、全て切り崩して163円台を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。162.50-60，162.00-10の抵抗を全て下抜けた場合は短期トレンドが変化して160円トライへ。160.00-10に中期的な下値抵抗がありますが、159円割れで越週するか、日足が158円を割り込んで終えた場合は、短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して、155円方向への新たな下落リスクが生じます。

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