NZ第2・四半期消費者物価指数結果
(発表 7月17日)
昨日(17日)早朝、NZの2018年第2四半期消費者物価指数が発表されました。従前の予想よりも若干下回りましたが、前年比ベースではインフレ目標の中央値に近付く動きになっていますが、まだインフレ懸念を心配する程の数値とはなっていません。内容は以上の通りです。
四半期ベースで主な要因は
@ インフレ要因は、原油+3.3%、住宅関連+0.9%、食品+0.8%などが上昇
A デフレ要因は、文教費▼1.4%、オーディオ関連▼15%、などが下落
年率ベースで主な要因は
B インフレ要因は、住宅関連+3.1%、住宅賃貸+2.5%で、建設費+3.0%、輸送費+2.0%(原油価格上昇のため)となった
C デフレ要因は、通信費▼4.9%、教育費▼5.2%、文教費▼0.6%、となった。
年率ベースでは+1.5%となり、中銀のインフレ目標レンジ1〜3%内の下限(下図)よりは中央値に近付く数値となりました。
経済は好調を維持していますが、目標レンジ中央値以下のCPIですので、中銀はまだインフレを心配する内容とはなっていません。
発表前に0.6775米ドル付近で推移していたNZドルは、発表後に瞬間0.6755米ドル絡みまでNZドル売りとなりましたが、直ぐに戻しました。その後、NZドルは0.6841米ドルまで買われましたが、0.6850〜60米ドルの抵抗線に確りと止められ、現在は0.6780〜85米ドルまで軟化しています。米国ドル全面高の地合いにオセアニア通貨も売られました。
昨日シカゴポジション内でレポートした最初のサポートを切れているので、0.6750〜60米ドルが次のサポートになっています。上値は0.6800、0.6850〜60米ドルの順に抵抗線あります。(7月18日10:40、1NZドル=0.6781米ドル)
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