3. ニュージーランドドル週報(2018年7月第3週)

ニュージーランドドル週報(2018年7月第3週)

NZ経済が引き続き好調さを維持していることから、NZ相場も対ドル、対円で反発余地を試す動きが強まっています。

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ニュージーランドドル週報(2018年7月第3週)

NZ/円、短期はNZ強気。中期はNZ弱気の流れに変化なし。

米中貿易摩擦問題が長期化の様相となる中で、下落基調にあった中国株式市場が落ち着きを取り戻し始めていること、NZ経済が引き続き好調さを維持していることから、NZ相場も対ドル、対円で反発余地を試す動きが強まっています。
チャートを見ると、7/3に付けた74.08を直近安値として下値を切り上げる流れに転じていますが、個々の足が強いものではないことや、中期トレンドが弱い状態にあるのでNZ急騰にも繋がっていません。一方で、下値も、74.00-10の中・長期的な下値抵抗には一旦跳ね返されており、強い抵抗に跳ね返されたことにより、短期的には下値余地も限られ易くなっています。日足の上値抵抗は77.20-30、78.00-10に、下値抵抗は75.90-00、75.00-10にあります。短期トレンドはNZやや強気の流れにありますが、75円台を維持出来ずに終えた場合は下値リスクがやや高くなります。21日移動平均線は75.55に位置しており、短期トレンドをサポートしていますが、120日、200日線は77.06と77.83に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れを変えていません。

一方週足は、2週連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きが継続中ですが、直近の陽線が強い上昇エネルギーを持ったものではないことや、今年1月に付けた81.57を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗が77.00-10にあることや、これを上抜けた場合でも2017年7月に付けた83.91を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この週足の抵抗が79.30-40にあることから、これらを全て上抜けて越週しない限り、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりありません。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、77.00-10、78.10-20に、下値抵抗は75.00-10、74.00-10にあります。74円台を維持出来ずに越週した場合は、短期トレンドが変化して72円方向への一段の下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は、77.63と78.70に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れに変わりありません。

NZ/円、短期はNZ強気。中期はNZ弱気の流れに変化なし。

NZ/円【週足】：（7/18現在31週、62週移動平均線は77.63と78.70にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。）

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