米11月小売売上高の予想
本日米国の11月小売売上高が発表されます。小売は米GDPの6割以上を占める個人消費ですので、重要な数値と見られています。今日は日本時間の夜中未明にFOMCがありますので、この数値は素通りされる可能性がありますが、今回の予想値はもし結果通りとなると、そこそこのインパクトを残すと思いますので注目しています。
(今回予想2020年12月16日8時30分現在)
前回10月の米国小売売上高は全体・除く自動車共に予想を下回りました。今回はコロナウィルスの時期を除けば、昨年9月以来のマイナスとなる予想になっています。米国はコロナウィルスの感染拡大が見られますので、仮に次回12月もマイナスになると、第4四半期GDPに大きな影響となります。今回はその最初の試金石ですので、少なくとも予想以上にならないと米金利軟化の要因となりそうです。
実数値ベース
(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値)
上図の実数値ベースではコロナウィルス前の高値であった2020年1月を6月以降は越えており、まだ小売売上高は全般的に堅調と言えますが、ここ3ヶ月間は頭打ちになっています。今回予想通りになると、第4四半期数値は前期比+1.6%ですので、まだ堅調さを保っていますが、来月は四半期数値が出揃います。因みにアトランタ連銀GDPナウは年率ベースで前期比+11.2%になっています。12月16日に更新となりますので、今日の小売売上高加味でどの様な数値になるのか注目します。
下図はドル円の日足チャートです。週足同様にドル安トレンドを形成しています。ラインA(=105円15銭)から下したBは102円50銭にあります。このレンジ内でラインC(=103円90銭)のサポートを実体でも昨日ブレークしました。但し、D(=103円65銭)の横サポートを実体で切っていません。14日に下ヒゲで103円51銭まで付けていますが、今日以降の材料で下抜けてくれるのか確認したいと思います。切れた場合は次に103円20銭(ヒゲで103円10銭まで)方向を狙う構えに入りそうです。
上値は104円30銭〜60銭ゾーンに抵抗線が控えています。更に越えた場合にはAが上値目途になります。
(2020年12月16日10:40、1ドル=103円72銭)
オーダー/ポジション状況
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