ユーロドル1.20台後半で底堅く推移(12/10夕)

10日の東京市場でユーロドルは小じっかり。

ユーロドル1.20台後半で底堅く推移(12/10夕)

ユーロドル1.20台後半で底堅く推移

10日の東京市場でユーロドルは小じっかり。昨晩海外市場で大幅に値を下げた流れを受け1.2080レベルで取引が始まったユーロドルは、日中堅調に推移し、じりじりと値を上げたものの、1.2100までで跳ね返されて一旦反落。夕刻欧州勢参入後にもみあいとなりましたが、その後ややユーロ買いが強まり1.2104の高値をつけた後、東京時間18:30現在は1.2098レベルで取引されています。
英国とEUの通商協議をめぐり注目されたジョンソン首相とフォンデアライエン委員長の会食を交えた会談は、日本時間未明4時から約3時間に及びましたが、協議の後も互いの立場に大きな隔たりがあることを確認したとして、結論を出すには至りませんでした。一方で協議を継続し、13日までに交渉継続の可否の結論を出すことも明らかにしています。
進展はなかったものの、交渉が「サドンデス」とはならなかったことで市場のリスク警戒感がやや緩んだと見られ、昼前にユーロ、米株先物が小幅に戻しています。

夕刻にかけては本日より開催されるEU首脳会議と本日のECB理事会への思惑で相場は動いており、昨晩ポジション調整で大きく売られた後の反動もあって、ユーロドルにはやや買い戻しが入っています。

今晩のEU首脳会議では英国とのFTA締結の今後の方針についても協議されるものと思われますが、既に「期限切れ」を何度も迎えたこの問題に決着を図るための新たな合意形成は容易ではなさそうです。一方重要なテーマの一つとなっている欧州復興基金の配分問題をめぐっては、反対していたポーランド、ハンガリーがドイツと昨晩妥結したとの前向きな動きがみられており、今回合意が成立しそうです。

ECB理事会については追加緩和策が織り込まれる一方で、追加緩和策の詳細や、ユーロ高牽制の有無、記者会見でのラガルド総裁の発言に注目が集まります。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩この後ECBの政策金利等発表が21:45、ラガルド総裁記者会見は22:30から。米国では22:30に新規失業保険申請件数、11月消費者物価指数の発表が予定されています。

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ユーロドル日足

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