3. ユーロドル1.21台前半、堅調推移後に反落(12/9夕)

ユーロドル1.21台前半、堅調推移後に反落(12/9夕)

9日の東京市場でユーロドルは1.21台を堅調に推移。

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ユーロドル1.21台前半、堅調推移後に反落(12/9夕)

ユーロドル1.21台前半、堅調推移後に反落

9日の東京市場でユーロドルは1.21台を堅調に推移。朝方1.2107レベルで寄り付いたユーロドルは、米株先物の上昇基調に支えられ、無風状態のドル円をしり目にほぼ一方向に上昇。夕刻一時1.2147まで値を上げました。しかし、夕刻欧州勢参入後に小緩みし、東京時間19:00現在は1.2120レベルでの取引です。
ムニューシン財務長官が8日に9,160億ドル規模の新たな経済対策案を民主党に提案したことが報じられたことで、株式市場を中心にリスクセンチメントの改善が見られています。もっとも民主党側はこの提案を前進とは認めたものの、失業保険を1,400億ドル削減する提案は受け入れられないと難色を示しており、妥結するまでには今しばらく、関連報道に一喜一憂させられる状況が続きそうです。

昨晩の海外市場ではユーロドルは英国とEUの通商交渉進展待ちで、方向感に欠ける取引が続きましたが、1.21を割り込む時間帯はごくわずかで、底堅さも感じられる展開となりました。

明日にECB理事会を控えているため本来ユーロドルの動きが止まりやすい時間帯ですが、日本時間明日未明4:00からと発表された英国のジョンソン首相と欧州委員会のフォンデアライエン委員長の会食で、通商協議が好転するか否か明らかになった場合には相場が大きく動きそうです。

テクニカルにはユーロドルは先週末からの反落も一服、徐々に下値を切り上げている状況で、英国とEUの通商協議でポジティブサプライズが出れば再びユーロ上昇局面に戻りやすい形です。

序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調に推移。今晩この後は24:00に米10月卸売在庫の発表があります。

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