ユーロドル横ばい後に続落 夕刻一時1.21割れ (12/7夕)

7日の東京市場でユーロドルは1.21台前半で横ばいの後下げに転じました。

ユーロドル横ばい後に続落 夕刻一時1.21割れ (12/7夕)

ユーロドル横ばい後に続落 夕刻一時1.21割れ

7日の東京市場でユーロドルは1.21台前半で横ばいの後下げに転じました。日中は1.2114-40の狭いレンジで取引されましたが、夕刻欧州勢参入後にユーロ売りが強まり、先週末の海外時間安値1.2110を下抜けるとユーロ売りが加速。一時1.2091まで下げ東京時間18:00現在は1.2100挟みで取引されています。  

週末の海外市場でユーロドルは序盤は一時1.1278まで上昇、直近の高値を更新する動きとなりました。しかし、その後米雇用統計の非農業部門雇用者数の予想外の低迷にもかかわらず、株とドルが買われる展開となり、また、ユーロドル自体の要因としても、高値警戒感と週末のポジション調整が広がったことや、楽観的に見通しが広がっていたEUと英国の通商協議が中断されたとの報道に、1.2121まで下げて越週しました。

テクニカルにはユーロドルは引き続き上昇レンジの中にはあるものの、連日の高値安値切り上げは一旦ストップ。短期的には調整局面に入る可能性を示唆する形状となっています。上げが急だっただけに目先のサポートは1.2030の転換線あたりまで見当たらない状況です。

市場の関心はぎりぎりの交渉で英、EUの交渉がまとまるか否かに集中。EU側は木曜に始まるEU理事会の前に決着させたい考えですが、双方の担当者が本日中の決着を目指しているとされる中、一部でジョンソン首相が数時間以内に交渉から手を引く可能性があるとの報道が出るなど、悲観的な見方も広がりつつあり、序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面安となっています。

尚、今晩この後は重要な経済指標発表等のイベントは予定されていません。

ユーロドル横ばい後に続落 夕刻一時1.21割れ

ユーロドル日足

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