ユーロドル1.17台後半で方向感なく推移
12日の東京市場でユーロドルは1.17台後半での横ばい推移。朝方1.1780レベルで取引が始まり、1.1759-88の狭いレンジで上下、東京時間17:00現在は1.1770レベルの取引です。
昨晩は祝日でNY市場の為替、債券等の市場が休場の中、ユーロドルは欧州地区で続く感染拡大や、ラガルドECB総裁の昨晩で講演での追加緩和示唆等を材料にユーロ売りが強まりました。
ユーロドルは序盤の1.1830近辺から深夜にかけて1.1746まで約80ポイント下落しましたが、その後は米株式市場でハイテク関連株に買い戻しが入ったこと等で1.17台後半に戻してアジア時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは昨晩からの下落にもかろうじて一目均衡表の「雲」を下抜けずに反発、昨日1.1745レベルの90日移動平均線で下げ止まった形です。本日は一目均衡表の「雲」の中で21日線に絡む動きとなっており、大統領選以降のユーロ急騰とファイザーのワクチン治験報道以降のドルの買戻しを経て再びテクニカルには中立に復した形となっています。
ここから先は祝日明けの米国勢の動向次第の部分もありますが、昨日ユーロ下落の一因となったECBの中銀フォーラムで本日はパウエル議長を交えてのパネルディスカッションが予定されており、発言が注目されます。
序盤の欧州主要株価指数先物は軟調推移。今晩この後は22:30に米新規失業保険申請件数と10月CPIの発表があります。パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁によるパネルディスカッションは25:45からです。
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