NZ政策金利の予想(20/11/10)

2020年11月11日10時に公表予定です。

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NZ政策金利の予想(20/11/10)

NZ政策金利の予想

明朝午前10時にNZ中銀から政策金利が公表されます。

(市場の予想)

NZ準備銀行(中銀)政策金利(オフィシャル・キャッシュレート:OCR)
現行0.25%⇒0.25%で据え置き予想(レンジ0.1%〜0.25%)(11月10日9時現在の予想値)

政策金利はエコノミストの一部を除き、据え置き予想になっています。今年3月の緩和時点で今後12ヶ月はこのレートを維持するか、必要とあれば追加緩和策を講じるとしています。また、前回9月の会合では(緩和策で)出来る手立てを行うとし、借入プログラム(FLP)やマイナスOCRなどの検討を示唆しています。エコノミストも先々は追加緩和方向を予想しており、今回は緩和実施を行う可能性もある程度見込む必要がありそうです。

南半球は夏に向かう季節に入り、北半球ほどのウィルス感染拡大の懸念は少ないと思いますが、
世界貿易の低迷や中国との軋轢もあるので、先行きの経済見通しも芳しいものは出ないと思います。また豪州中銀は追加緩和を実施し、NZは年内最後の会合でもあり、次回は来年2月開催ですので、この辺りも念頭に入れて置く必要があるかもしれません。

今回の注目点は
@ 9月会合で「NZ輸出品に関する商品価格は堅調であるが、NZドル高で一部相殺され、国内の輸出生産者への見返りが緩やかになっている」としたNZドル高について更なる文言が加わるか。
A 借入プログラム(FLP)を導入するか。あるいは現行の巨額債券購入プログラム(LSAP)の枠拡大を行うか。
B 今回は据え置いても次回以降の会合での追加緩和を示唆するか。
の3点に気を付けたいと思います。

NZドル米ドル相場はシカゴポジション255内で0.6575〜0.6900のNZドル高トレンド内で推移しているとしましたが、昨日は0.6855までの高値をトライし、かつ0.68の抵抗線を3回目で上抜けて終わっており、目先はまだトレンドライン上限までのトライ余地を残しています。但し、日足は11月2日底値の0.6589から6連続陽線が立ち、昨日の陽線は上ヒゲが長いので少し上値トライ失敗の形になっています。明日の中銀金融政策でのサプライズ(追加緩和)には気を付けたいと思います。
尚、次回の金融政策は2021年2月24日(水)に予定されています。
(11月10日11:11、1NZ=0.6835米ドル)    

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