米10月ISM製造業景況指数の予想
(日本時間2020年11月2日24時発表)
米国は11月1日より標準時間になりましたので、前回よりは1時間遅い発表になります。
(今回発表予想)2020年11月2日10時00分現在予想
本日24時、米国10月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。9月は予想を下回りましたが、それでも55付近でしたので、コロナ後の回復基調は維持しています。また10月23日に10月PMI製造業指数が発表されましたが、9月(53.2)に対して53.3(予想53.4)と横這いになりましたので、過去のパターン(製造業改善期には、ISM>PMIの傾向)からすると、ISMは予想通りになりそうです。その代わりにレンジの上限も期待し難いかもしれません。
また、10月分の先行指標が順次発表されていますが、ここまでのところ、9月よりも数値が上回っているのは、リッチモンド連銀製造業指数、PMI製造業及びサービス業景況指数、ミシガン大消費者マインド指数などで、逆に下回ったのが、消費者信頼感指数、シカゴ購買部協会景況指数があります。第4四半期の初期の数値としては概ね悪くはない感触です。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
下図はドル円の週足チャートです。相場はかなり煮詰まってきています。
ラインA(=106円10銭)とそこから平行に下したB(=101円60銭)でドル安トレンドラインを形成していますが、ここ最近で何度も止められている横サポートC(=104円00銭)により、104円00銭〜106円10銭のディセンディングトライアングルになっています。
またこの間のラインD(=105円70銭)にも抵抗線あるので、レンジ幅は更に狭まっています。
11月の経済指標や大統領選の情勢や結果次第で、C ⇒ B方向なのか、それともD とAをクリアして上抜けるのか注目されます。
(11月2日14:20、1ドル=104円74銭)
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