豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(11月2日10時00分現在)
(2020年11月3日火曜日東京時間12時30分公表予定)
豪州の政策金利が明日3日(火曜日)に発表されます。発表時には東京市場が休場のために商いが薄くなることが予想されます。値動きにはご注意ください。
『現行の0.25%を0.1%に利下げ(エコノミストのレンジは(0.1〜0.25%)
3年債利回りの目標上限を0.10に下げる(レンジは0.1〜0.25%)』
豪州中銀の10月政策金利は予想通りの据え置きになりました。既に前回の予想時点で、エコノミストレンジは0.1〜0.25%に広がっていましたが、中間値は0.25%予想でした。今回も予想レンジは同じですが、中間値は0.1%となり、0.15%の利下げ実施となっています。
利下げを見込む要因としてはビクトリア州中心にコロナウィルス感染の再拡大、最近の弱い経済指標(例えば8月小売売上高は前月比▼4.0%、インフレが低下)となっています。その小売は11月4日に9月分が発表されますが、今現在の予想中間値は▼1.5%(但しレンジは▼2.0%〜+5.6%)です。
今回の注目点は
@ 予想通りの利下げを実施するか。
A 万一据え置きしても、年内12月1日会合で利下げを示唆する内容がでるか。
B 為替相場は9月1日の金融政策会合時点(9月1日高値0.7414、終値0.7372)よりは、かなり豪ドル安になっています。中銀にとって、現水準がまだ高いのか等のコメントにも注意が必要となりそうです。
エコノミストの先々見通しは下記となっています。
(2020年11月2日10時00分現在)
政策金利推移
(2020年10月末までと11月予想値…赤い矢印)
尚、相場はシカゴポジション254を御参照願います。実際の相場で0.7005〜0.7160のディセンディングトライアングルは下図のAとBに相当します。そして、豪ドル高トレンドラインCとDの起点は0.6780になります。尚、Fは0.6670にあります。
次回金融政策発表は2020年12月1日(火曜日)に予定されています。
(11月2日15:10、1豪ドル=0.7009米ドル)
オーダー/ポジション状況
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