10月NY連銀製造業景況指数の予想(20/10/15)

日本時間2020年10月15日21時30分に発表予定です。

10月NY連銀製造業景況指数の予想(20/10/15)

10月NY連銀製造業景況指数の予想

(日本時間2020年10月15日21時30分発表)

本日、10月NY連銀製造業景況指数(NY)が発表されます。前回9月は予想を大きく上回る17.0(予想6.8)でした。今回の予想は14.0となっており、製造業のマインドはまだ回復期待を残しているようです。但し、7月の17.2を戻り高値として、そこを越える勢いは無くしています。2010年以降の最大は2014年の29.5があり、その後も20越えは何度もありましたので、フローでの改善が続くのかは、今回の数値も含めて今後の数値に委ねられます。またNYにしては予想レンジ幅が小さいので、レンジ越えの結果には注意します。
この指標の他、今日はフィラデルフィア連銀製造業景況指数、新規失業保険申請件数(予想は下記)、明日には鉱工業生産指数や設備稼働率、小売売上高などが予定されています。

10月NY連銀製造業景況指数の予想

(今回発表予想)2020年10月15日9時現在予想

NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)

(黒の矢印は今回予想、赤はゼロ)

ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線

上図はISM製造業景況指数(ISM)とNY連銀製造業景況指数(NY)の3ヶ月移動平均線を比較しています。NYがボラタイルなので移動平均線にしています。少し見難いですが、オレンジのNYは今回予想通りならほぼ横這いになります。従い、11月初発表予定の10月ISM(9月は予想96.3⇒結果55.4になりました)もあまり好数値は期待し難くなります。米国内はコロナウィルスの改善状況が芳しく無くなっていますので、製造業の回復が頭打ちになったのか注目されます。

今日発表の米経済指標

今日発表の米経済指標

(発表時間は日本時間21時30分予定)

特に失業保険申請件数はここ数週間あまり減少していませんので、86.0万件超える結果には注意が必要になりそうです。

下図はドル円の日足チャートです。丁度1ヶ月前のNY連銀製造業景況指数でも添付したチャートの続編で、9月時点ではかなり煮詰まってきていますとコメントしましたが、今回は一段と煮込み過ぎている感じです。
短期はラインA(=106円15銭)とB(=103円95銭)のドル安トレンド内にいます。このライン内の上げサポートC(=105円75銭)を切っているので、流れはB方向ですが、現在は何度も止められている横サポートD(=105円00銭)に当たっています。今日以降の経済指標でここが抜けるのか、サポートされるのかが決まるのではと期待しています。前者ならB方向で、後者ならAとDの狭いレンジになり、目先は下抜けたCも抵抗線になっています。また、底値ラインを結んだE(=103円95銭)がBと交差しています。

今日発表の米経済指標 2枚目の画像

(2020年10月15日10:45、1ドル=105円25銭)

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