ナスダック100(10月14日アップデート)

現状のナスダック株価指数をテクニカルな観点から史上最高値更新の可能性を探ってみましょう。

ナスダック100(10月14日アップデート)

ナスダック100(10月14日アップデート)

大統領選を前に米国主要株価指数は改めて史上最高値を視野に入れる動きになってきました。トランプ陣営にとっては株高を選挙前にアピールしたいという考えもあり、景気対策に積極的な発言も目立ちます。

今年の米国株上昇相場牽引役はハイテク株を中心としたナスダック株価指数でしたから、現状のナスダック株価指数をテクニカルな観点から史上最高値更新の可能性を探ってみましょう。ナスダック100の日足チャートをご覧ください。

ナスダック100(10月14日アップデート)

ナスダックは、コロナショックで下げた後は一貫して上昇してきましたが、直近では9月に史上最高値をつけ、その後9月下旬の押しを挟んで今週に入り上昇の勢いを強めている流れです。そして9月の調整は、6月安値と7月下旬の安値を結んだサポートライン(ピンク)を明確に下抜けたこともその要因であったはずですが、9月以降の底固めの形を見ると逆ヘッド&ショルダーの反転パターン(水色の点線)を形成していることもわかります。

いっぽうで抜けたサポートはレジスタンスとなることから考えると今週の高値はまさにこのピンクのラインがレジスタンスで効いているように見えます。逆ヘッド&ショルダーのネックラインが9月高値と安値の半値に位置していることからも史上最高値の再トライをターゲットとすることは妥当ですが、時期的には水色の点線矢印で示した10月下旬頃に到達という動きがテクニカルには美しいバランスに見えます。

いずれにしても、それほど遠くない段階で新高値更新を見る可能性が高まっているようです。

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